京都府宇治市にある「平等院」は、極楽浄土の宮殿をモデルにした「鳳凰堂」があることで知られている寺院です。
永承7年(1052年)、藤原道長の子・頼通によって創建され、その翌年に阿弥陀如来を安置する阿弥陀堂が建立され、その建物が現在「鳳凰堂」と呼ばれています。
平等院には他にも、「鳳凰一対」や「雲中供養菩薩像26躯」など平等院に伝わる様々な宝物を展示している「鳳翔館」や、平等院限定ブレンドの宇治茶が楽しめる茶房「藤花」などたくさんの見どころがあります。
本記事で分かること
- アクセス
- 駐車場
- 御朱印
- 基本情報
- 境内の見どころ
- 所要時間
平等院へのアクセス
平等院へのアクセス | |
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所在地 | 〒611-0021 京都府宇治市宇治蓮華116 |
電話番号 | 0774-21-2861 |
営業時間 | 8:30~17:30 |
電車 | 【最寄駅】 JR「宇治駅」から徒歩約10分(650m) 京阪「宇治駅」から徒歩約8分(550m) |
車 | 【名古屋方面】 「新名神高速道路」経由 →約1時間40分(127km) 「近畿自動車道」経由 →約1時間50分(140km) 「西宮線」経由 →約2時間(144km) 【大阪方面】 「名神高速道路/西宮線」経由 →約50分(52km) 「阪神高速12号守口線/ルート12と名神高速道路/西宮線」経由 →約50分(54km) 「第二京阪道路/国道1号」経由 →約55分(49km) |
公式サイト | 世界遺産 平等院 |
平等院の駐車場情報
平等院周辺には、いくつかの駐車場が点在していますが、この記事では車を利用した際に便利な南門近くの駐車場2ヶ所をご紹介します。
宇治駐車場
1つ目の駐車場は、「宇治駐車場」になります。
宇治駐車場は、平等院南門入口から最も近い駐車場です。
宇治駐車場 | |
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駐車時間 | 8:30~17:30 |
駐車料金 | 普通車:700円 大型車:1,000円 二輪車:300円 |
駐車台数 | 約75台~ |
休業日 | 年中無休 |
平等院前駐車場
2つ目の駐車場は、「平等院前駐車場」です。
こちらの駐車場は、平等院南門入口から2番目に近い駐車場になります。
平等院前駐車場 | |
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駐車時間 | 8:30~17:30 |
駐車料金 | 700円 |
駐車台数 | 20台 |
休業日 | 年中無休 |
- 予約制だから確実に駐車できるので、駐車場を探し回る必要がありません。
- さらにオンライン決済なので、面倒な清算も不要です。
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平等院の御朱印
平等院では、2種類の御朱印を拝受したので1体ずつご紹介します。
拝受方法 | 鳳凰堂 | 阿弥陀如来 |
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受付場所 | 集印所 | 集印所 |
初穂料 | 300円 | 300円 |
拝受形式 | 直書き | 直書き |
受付時間 | 9時~17時 | 9時~17時 |
※繁忙期は、書置きでの対応になる場合もあります。
鳳凰堂の御朱印
こちらは、「鳳凰堂」の御朱印になります。
阿弥陀如来の御朱印
こちらは、「阿弥陀如来」の御朱印になります。
受付場所
鳳凰堂の先にある集印所で、御朱印の授与が行われています。
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平等院の基本情報
平等院の基本情報 | |
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正式名称 | 平等院 |
山号 | 朝日山 |
宗派 | 単立 |
本尊 | 阿弥陀如来坐像 |
創建 | 永承7年(1052年) |
開山 | 明尊 |
開基 | 藤原頼通 |
ご利益 | 金運・開運・出世 極楽往生・現世安穏 他 |
境内の見どころ
南門入口
こちらは、平等院南門側の入口になります。
こちらで拝観料を支払い、境内に入っていきます。
個人 | 団体(25名以上) | |
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大人 | 600円 | 500円 |
中・高校生 | 400円 | 300円 |
小学生 | 300円 | 200円 |
※拝観料には、「鳳翔館」の入館料が含まれています。
※障がい者手帳・療育手帳などの交付を受けた方は、半額となります。
平等院南門
入口受付から少し進むと、「平等院南門」が見えてきます。
平等院南門は、豊臣秀吉が築いた伏見城からの移築とされています。
養林庵書院
南門から少し進むと、「養林庵書院」が見えてきます。
養林庵書院は、浄土院の中にあり、桃山時代の1601年に豊臣秀吉の居城であった伏見城から浄土院に移築されたと伝えられる建物です。
浄土院大書院
養林庵書院の隣に、「浄土院大書院」があります。
浄土院大書院は、室町時代中期に建立されたと伝えられており、古図によると平等院山内で最も古い書院ともいわれています。
浄土院
浄土院大書院の隣には、「浄土院」があります。
浄土院は平等院の塔頭で、浄土宗の栄久上人が、明応年間(15世紀後半)に平等院修復のために開創した寺院と伝えられています。
塔頭
塔頭とは、禅宗寺院で始祖や門徒高僧の死後、その弟子が師の徳を慕い、大寺・名刹に寄り添って建てた塔や庵などの小院のこと。
浄土院羅漢堂
浄土院の隣には、「浄土院羅漢堂」が建っています。
浄土院羅漢堂は、寛永17年(1640年)に建立されました。
和様が主流の平等院内の建物群にあって禅宗様を主体とした特異な存在で、美術的・歴史的価値が高く貴重な建物です。
不動堂山門
浄土院からさらに進むと、左手に「不動堂山門」が見えてきます。
不動堂
山門をくぐると、「不動堂」が建っています。
不動堂は、「災難除け不動明王」をご本尊とする最勝院の本堂です。
ご本尊と並び、「役行者」の像が祀られています。
池殿地蔵尊
不動堂の左隣には、「池殿地蔵尊」があります。
池殿地蔵尊には、「地蔵菩薩坐像」が祀られています。
源頼政の墓地
池殿地蔵尊の向かいに、「源頼政の墓地」があります。
源頼政は、保元・平治の乱で武勲を挙げ、源氏として初めて従三位に叙せられた人物です。
治承4年(1180年)に平家追討の兵を挙げて、宇治川で平家軍の追撃を受け、平等院境内にて自刃しました。
最勝院
「最勝院」は、浄土院と並び平等院の塔頭2ヶ寺の1つで天台宗系の単立寺院です。
承応3年(1654年)に京都東洞院六角勝仙院の僧が平等院に移り、その住庵を最勝院と呼んだことに始まります。
鳳凰堂内部拝観受付
最勝院から少し進むと、「鳳凰堂内部拝観受付」がありますので、鳳凰堂内部を拝観されたい方はこちらで受付を済ませておきましょう。
- 別途300円の拝観料が必要です。
- 9:30~拝観開始、以降20分毎に1回50名まで
- 最終受付は16:10
- 拝観希望者が多数の場合は、最終受付以前に終了する場合もあります。
平等院表門
鳳凰堂内部拝観受付から少し進むと、「平等院表門」があります。
平等院表門は、江戸時代初期に伏見城に建てられ、その後浄土院に移され、1957年に平等院の表門として移され現在に至ります。
扇之芝
表門から左にある脇道を進むと、「扇之芝」があります。
扇之芝は、源頼政が最後を遂げた場所であると伝わっています。
この場所で最後を迎えるにあたり、軍扇をひろげて辞世の句を詠み、西の向かい「南無阿弥陀仏」を唱えたといいます。
辞世の句
埋もれ木の
花咲くこともなかりしに
身のなる果てぞ
悲しかりける
訳
埋もれ木に花が咲くことがないように、自分の生涯も不本意に終えなければならないのは悲しいことだ。
観音堂
扇之芝の隣には、「観音堂」が建っています。
観音堂は、鎌倉時代前期に創建当時の本堂跡に再建された建造物とされています。
藤棚
観音堂の隣に、「藤棚」があります。
例年4月下旬から5月上旬にかけて藤棚いっぱいに約1万本の藤の花が咲き誇ります。
平等院鳳凰堂
平等院境内の中心地に堂々と建っている「鳳凰堂」は、平安時代後期の天喜元年(1053年)、時の関白・藤原頼通によって建立された阿弥陀堂です。
極楽浄土の宮殿をモデルにした鳳凰堂は、中堂・左右の翼廊・背後の尾廊から成る、他に例を見ない建造物です。
堂内には、平安時代を代表する仏師・定朝の作である「本尊阿弥陀如来坐像」をはじめ、雲中供養菩薩像52躯、9通りの来迎を画いた壁扉画などの平安時代・浄土教美術の頂点が集約されています。
集印所
こちらの集印所で、御朱印を頂けます。
六角堂
集印所の近くに「六角堂」があります。
六角堂は、明治35年(1902年)に行われた鳳凰堂の大修理の際に、翼廊の柱などを利用して建てられました。
屋根上には宝珠がみられ、当時の建材の様子を調べることができる建物で、現在は休憩所になっています。
鐘楼
六角堂の近くにある石段を上ると、「鐘楼」があります。
平等院の鐘楼は、鳳凰堂と同じ頃の鋳造と推定されており、古くから「姿(形)の平等院」・「声の園城寺」・「銘の神護寺」・「勢の東大寺」と称され、神護寺・三井寺の鐘楼とともに日本三名鐘の一つに数えられています。
茶房「藤花」
鐘楼の近くに、茶房「藤花」があります。
茶房「藤花」 | |
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営業時間 | 10:00~16:30 ※ラストオーダー16:00 |
定休日 | 月・火・水曜日 ※祝日の場合は営業 ※繁閑により変更することもあり |
メニュー | 宇治抹茶(温・冷) 宇治玉露(温・冷) 宇治煎茶(温・冷) |
公式サイト | 茶房藤花 |
ミュージアム「鳳翔館」
集印所から六角堂を過ぎて真っ直ぐ進むと、ミュージアム「鳳翔館」の入口が見えてきます。
鳳翔館は、梵鐘、鳳凰一対、雲中供養菩薩像26躯のほか、十一面観音立像をはじめとする平等院創建以前の平安彫刻など、平等院に伝わる様々な宝物を展示している博物館です。
ミュージアム「鳳翔館」 | |
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営業時間 | 9:00~17:00 ※入館は16:45まで |
入場料 | 平等院拝観料に含む |
休館日 | 年中無休 |
公式サイト | 平等院ミュージアム鳳翔館 |
平等院ミュージアムショップ
鳳翔館を出たところに「平等院ミュージアムショップ」があります。
こちらのショップでは、平等院に関する様々な商品を購入することができます。
平等院ミュージアムショップ | |
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営業時間 | 9:00~17:00 |
休業日 | 年中無休 |
公式サイト | 平等院ミュージアムショップ |
所要時間
境内のみ回るとなると約30分です。
境内と鳳翔館を回るとなると約50分です。
茶房「藤花」やミュージアムショップでの買い物も含めると、約1時間30分はみておいた方が良いと思います。
こんな方におすすめ
- とにかく航空券やホテルを格安で済ませたい!
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- お得なキャンペーンやクーポンが充実しているサイトを探している。
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伏見稲荷の総本社「伏見稲荷大社」
平等院から車で約35分の距離に位置する「伏見稲荷大社」は、全国に約3万社あるといわれる稲荷神社の総本社です。
近年では、海外の観光客からも注目を集めており、初詣では近畿地方の神社仏閣の中で最多の参拝客で賑わっています。
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稲荷神社の総本社【伏見稲荷大社】の御朱印とキツネがくわえているモノ
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真言宗の総本山「東寺」
平等院から車で約30分の距離に位置する「東寺」は、空海(弘法大師)によって9世紀初頭に開かれた真言宗の総本山の寺院です。
境内に建つ「五重塔」は、京都のシンボルにもなっており、木造の塔としては日本最大の55mの高さを誇ります。
また、桜の名所・紅葉の名所としても知られており、京都を代表する観光スポットにもなっています。
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真言宗総本山【東寺】(教王護国寺)の御朱印・境内の見どころについて
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