
滋賀県大津市にある「延暦寺」は、標高848mの比叡山全域を境内とする天台宗の総本山の寺院です。
平安時代初期の僧である最澄によって延暦7年(788年)に開かれ、平成6年(1994年)には、古都京都の文化財の一部として世界文化遺産にも登録されました。
延暦寺とは、比叡山内にある1,700ヘクタールの境内に点在する約100棟のお堂の総称で、東の「東塔」、西の「西塔」、北の「横川」と、3つの地域「三塔」に分かれています。
本記事は、延暦寺三塔の中の「東塔」にフォーカスした内容となっています。
本記事で分かること
- アクセス
- 駐車場
- 御朱印
- 基本情報
- 東塔の見どころ
- 所要時間

東塔へのアクセス
東塔へのアクセス | |
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所在地 | 〒520-0116 滋賀県大津市坂本本町4220 |
電話番号 | 077-578-0001 |
営業時間 | 9:00~16:00 |
巡拝料金 | 【個人】 大人:1,000円 中高生:600円 小学生:300円 |
【団体】 大人:800円 中高生:500円 小学生:300円 | |
電車/バス | 「京都駅」 | |徒歩すぐ | [京阪バス・京都バス] 「京都駅前」バス停 | |運賃790円(65分) | 「東塔」バス停 比叡山シャトルバスで山内各地へ ※比叡山シャトルバスの時刻表はこちら |
車 | 【大阪・名古屋方面】 名神 京都東IC ↓ 西大津バイパス 藤尾南ランプ ↓ 西大津バイパス 近江神宮ランプ ↓ 「比叡山ドライブウェイ」 田の谷ゲートから比叡山内へ 比叡山ドライブウェイの交通料金は 比叡山ドライブウェイ公式サイト参照 |
公式サイト | 天台宗総本山 比叡山延暦寺 |
東塔の駐車場

東塔の駐車場は、敷地面積も広く、非常に駐車しやすい駐車場になっています。
ちなみに比叡山内にある駐車場は、すべて無料で利用できます。
東塔駐車場 | |
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駐車時間 | 【3月~11月】 7:00~23:00(最終入場22:00) |
【12月~2月】 9:00~19:00(最終入場18:00) | |
駐車料金 | 無料 |
駐車台数 | 普通車:270台 バス:70台 |
休業日 | 年中無休 |

東塔駐車場は、比叡山内最大の売店「延暦寺バスセンター売店」と隣接しているため、帰りにお土産を購入するのにとても便利です。
延暦寺バスセンター売店では、土産品はもちろん、隣接している「比叡茶寮」では、ぜんざいや抹茶などの甘味を楽しむことができます。
延暦寺バスセンター売店・比叡茶寮 | |
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電話番号 | 077-578-2139 |
営業時間 | 【延暦寺バスセンター売店】 9:00~17:00 |
【比叡茶寮】 9:00~16:30 | |
休業日 | 年中無休 |
公式サイト | 延暦寺バスセンター売店 |
比叡茶寮 |

- 予約制だから確実に駐車できるので、駐車場を探し回る必要がありません。
- さらにオンライン決済なので、面倒な清算も不要です。
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東塔の御朱印
東塔には、5か所の朱印所(根本中堂・大講堂・阿弥陀堂・大黒堂・延暦寺会館)があり、それぞれ異なる10体の御朱印が授与されています。
詳しくは、1体ずつご紹介している下掲の記事をご覧ください。
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天台宗の総本山【比叡山延暦寺】で頂ける17種類の御朱印をご紹介!
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延暦寺の基本情報
延暦寺の基本情報 | |
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正式名称 | 比叡山延暦寺 |
ご本尊 | 薬師如来 |
創建 | 延暦7年(788年) |
山号 | 比叡山 |
宗派 | 天台宗 |
寺格 | 総本山 |
開山 | 最澄 |
ご利益 | 極楽往生・安楽往生・合格祈願 学業成就・金運隆盛・商売繁盛 病気平癒 他 |
東塔の見どころ

根本中堂

根本中堂は、延暦寺の総本堂にあたるお堂です。
現在の建物は、織田信長による比叡山焼き討ちの後、寛永19年(1642年)に徳川家康によって再建されたものになります。
堂内には、最澄自作の秘仏・薬師如来が本尊として安置されています。
ご本尊
「薬師如来」=病気やケガなどの痛みや苦しみを救う現世利益の仏。古来から"医薬の仏"として信仰されている。
現在は、平成の大改修が行われており、工事終了は令和8年(2026年)を予定しているそうです。
大講堂

大講堂は、僧侶が学問を積む論議をするための道場です。
現在の建物は、山麓坂本にあったものを移築したもので、堂内には比叡山で研修された各宗派の開祖の尊像が安置されています。
大講堂のご本尊は胎蔵界の「大日如来」で、右脇の十一面観音菩薩、左脇の弥勒菩薩の三尊が祀られています。
ご本尊
「大日如来」=「宇宙そのもの」を表す仏で、「大日」とは、「大いなる日輪(太陽)」を意味している。
瑞雲院

大講堂の奥にある瑞雲院は、かつては「教光坊」と称されていましたが、貞享元年(1684)に再興された際に瑞雲院に改められ、法華三昧道場となりました。
昭和48年(1973年)に天台宗大僧正・岡野正道と岡野貴美子により大講堂の政所として復興されました。
前唐院

瑞雲院の右手にある前唐院は、慈覚大師(円仁)の住房であり、慈覚大師を本尊として祀っています。
かつては、慈覚大師が唐から持ってきた真言密教の書物や曼荼羅を所蔵する経蔵としての機能も果たしていました。
戒壇院

戒壇院は、戒律を授けるための場所で、比叡山の中で最も重要な堂の一つとされています。
現在の建物は、延宝6年(1678年)に再建されたものになります。
堂内には、釈迦如来・文殊菩薩・弥勒菩薩が安置され、年に一度「授戒会」が行われています。
授戒会
授戒会とは、受者が仏門に入るために、正しく生きていくための戒律を授かる儀式のこと。
阿弥陀堂

阿弥陀堂は、昭和12年(1937年)の「比叡山開創千百五十年」を記念して建立されたお堂です。
建築様式は、鎌倉初期の純和様式がとられ、内部には美しい極彩色が施されています。
本尊は彫刻家の内藤光石氏によって彫られた、丈六の「阿弥陀仏坐像」が祀られています。
ご本尊
「阿弥陀仏坐像」=鎌倉時代に造られた阿弥陀如来の坐像。鎌倉時代の慶派仏師の特徴がみられる。
「阿弥陀如来」=極楽浄土にいて衆生を救済するとされる仏。
東塔

阿弥陀堂の隣に建つ東塔は、最澄が国家安泰・仏法興隆・国民安楽を祈念するために、全国に建立した6ヶ所の宝塔の中心だった宝塔です。
元亀2年(1571年)の織田信長による焼き討ちで焼失しましたが、昭和55年(1980年)に約400年振りに再建されました。
塔内には、本尊の五智如来(大日如来・阿閦如来・宝生如来・観自在王如来・不空成就如来)が安置されています。
ご本尊
「五智如来」=五大如来ともいい、密教で5つの知恵(法界体性智、大円鏡智、平等性智、妙観察智、成所作智)を5つの如来に当てはめたもの。
文殊楼

文殊楼は、慈覚大師が中国の「五台山(=文殊菩薩の聖地として知られている)」から文殊菩薩を勧請して創建されたことから、その名が付けられたとされています。
創建は根本中堂と同じく古く、寛永の復興の際に中堂・講堂とともに再建されています。
寛文8年(1668年)に焼失してしまいましたが、その後すぐに再建されたものが現在の文殊楼になります。
楼上には、本尊の文殊菩薩が安置されています。
ご本尊
「文殊菩薩」=智慧を司る学問の菩薩。「三人よれば文殊の知恵」という格言があるように、知恵の神様として学業向上や合格祈願で有名。正式名「文殊師利菩薩」
大黒堂

大黒堂は、根本中堂を建てた際に守護神として大黒天を祀り、延暦寺の平安と人々の財福を祈ったのが始まりといわれています。
豊臣秀吉も海運と福徳を祈願したという故事もあり、一名出世大黒天として信仰されています。
本尊に「大黒天・毘沙門天・辨財天」の3つの顔を持つ三面大黒天が祀られています。
ご本尊
「三面大黒天」=商売繁盛・五穀豊穣などのご利益で有名。別名「出世大黒天」
萬拝堂

大黒堂の向かいにある萬拝堂は、平成に建てられた新しいお堂です。
堂内には、本尊の千手観音が安置されており、その両脇には伝教大師最澄と天台大師智顗の像が祀られています。
ご本尊
「千手観音」=千本の慈手と手の慈眼を持つ観音菩薩。万能の力を発揮し、すべての人々を救うといわれている。
大書院

根本中堂の東に建つ大書院は、元は東京赤坂にあった村井氏の山王荘の一部でした。
玄関棟・大客室棟・2階建の居間棟からなる和風建築です。
延暦寺会館

東塔境内にある宿坊「延暦寺会館」では、比叡山ならではの商品を取り揃えた「お土産コーナー」や、精進料理を楽しめるお食事処「望湖」、比叡山の水で淹れたコーヒーが楽しめる喫茶「れいほう」などが入っています。

延暦寺会館 | |
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電話番号 | 077-579-4180 |
営業時間 ※変更の場合あり | 「お土産コーナー」 7:30~21:00 |
お食事処「望湖」 11:30~13:30 | |
喫茶「れいほう」 7:00~20:00 | |
休館日 | 【臨時休業中】 2024年6月1日~8月31日 |
公式サイト | 延暦寺会館 |
厄除不動尊

延暦寺会館前にある厄除不動尊では、正覚院に祀られていた不動尊を安置し、参拝者の旅行安全・厄除けの不動尊として信仰されています。
国宝殿

延暦寺バスセンター売店の近くにある「国宝殿」では、延暦寺に伝来する数多くの仏像・仏画・書跡などの文化財が保存・展示されています。
国宝殿 | |
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営業時間 | 9:00~16:00 |
拝観料 | 【個人】 大人:500円 中高生:300円 小学生:100円 |
【団体】 大人:400円 中高生:200円 小学生:100円 | |
休館日 | 年中無休 |
公式サイト | 国宝殿 |
所要時間
東塔地域の所要時間は、約3時間です。
東塔地域はエリアも広く、朱印所も5ヶ所に分かれているため、余裕をもって3時間程度は見ておきましょう。
ちなみに、西塔・横川を含めた所要時間は、
- 東塔・・・約3時間
東塔〜西塔・・・車で約2分(950m)
- 西塔・・・約1時間
西塔〜横川・・・車で約7分(4.3km)
- 横川・・・約1時
3地域を回るとなると、移動時間も含めて5時間強はかかるので丸一日かけて回る予定を組んで頂ければと思います。
午前中に東塔を制覇して、間に昼食を挟みつつ午後から西塔・横川に向かえば、スムーズに一日かけて3地域を回れます。

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西塔地域については、下掲の記事をご覧ください。
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天台宗の総本山【比叡山延暦寺】西塔地域の境内の見どころ・所要時間など
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