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北法相宗の大本山【清水寺】の御朱印・駐車場・境内の見どころについて

2024年3月13日

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京都府京都市東山区にある清水寺きよみずでらは、法相宗系の寺院で、広隆寺・鞍馬寺とともに、平安京遷都以前からの歴史をもつ京都では数少ない寺院の一つです。

正式名称は「音羽山おとわやま清水寺」と言い、京都盆地の東側にある東山三十六峰の一つ「音羽山」の中腹に建っています。

奈良時代の僧・賢心けんしんが音羽山で清水が流れる滝を見つけたことが始まりで、その後、坂上田村麻呂さかのうえのたむらまろにより宝亀9年(778年)に開創されて以来、古くから人々に親しまれてきました。

近年では、金閣寺や嵐山などと並ぶ、京都市内でも有数の観光地として知られており、国内はもちろん海外からも毎年多くの観光客が訪れています。

本記事で分かること

  • アクセス
  • 駐車場
  • 御朱印
  • 基本情報
  • 境内の見どころ
  • 所要時間
ミリ単位
それでは参りましょう!
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清水寺へのアクセス

清水寺へのアクセス
所在地〒605-0862
京都府京都市東山区清水1丁目294
電話番号075-551-1234
営業時間境内:6:00~18:00
※7月・8月は6:00~18:30

授与所・納経所:8:00~18:00
※7月・8月は8:00~18:30

夜間特別拝観日は公式サイト参照
拝観料大人・高校生:400円
小・中学生:200円
電車【最寄駅】
京阪電鉄「清水五条駅」

:徒歩約25分(1.4km)

「清水寺」
バスJR「京都駅」

:徒歩すぐ

京都市バス「京都駅前」バス停

|運賃230円(15分)

「五条坂」バス停下車

:徒歩約12分(700m)

「清水寺」
【名古屋方面】
「新名神高速道路」経由
→約2時間(130km)

「近畿自動車道」経由
→約2時間(142km)

「西宮線」経由
→約2時間15分(147km)

【大阪方面】
「第二京阪道路」経由
→約1時間(55km)

「名神高速道路/西宮線」経由
→約1時間10分(55km)

「阪神高速12号守口線/ルート12と第二京阪道路」経由
→約1時間20分(54km)
公式サイト音羽山 清水寺

清水寺の駐車場

清水寺周辺には、いくつかの駐車場が点在していますが、本記事では3ヶ所の駐車場をご紹介します。

TOYO CAR MAX 清水寺門前駐車場

TOYO CAR MAX 清水寺門前駐車場

「TOYO CAR MAX 清水寺門前駐車場」は、清水寺まで徒歩約4分(250m)の駐車場です。

清水寺から比較的近い場所に位置しているため、繁忙期などは満車になることが多々あると思われます。

TOYO CAR MAX 清水寺門前駐車場
駐車時間24時間
駐車料金最初の1時間:800円
以降30分毎:400円
駐車台数40台
休業日年中無休

タイムズ五条坂清水寺前第2

タイムズ五条坂清水寺前第2

「タイムズ五条坂清水寺前第2」は、清水寺まで徒歩約7分(550m)の駐車場です。

清水寺までは少し距離があるので、空いていることが多い駐車場になります。

タイムズ五条坂清水寺前第2
駐車時間24時間
駐車料金8時~17時:300円/15分
17時~翌8時:100円/60分

【最大料金】
平日:駐車後6時間 2,400円
土日祝日:駐車後6時間 3,800円
駐車台数16台
休業日年中無休

Hi-Park 清水五条坂

Hi-Park 清水五条坂

「Hi-Park 清水五条坂」は、清水寺まで徒歩約10分(600m)の駐車場です。

こちらの駐車場も清水寺までは少し距離があるので、空いていることが多い駐車場になります。

Hi-Park 清水五条坂
駐車時間24時間
駐車料金全日300円/15分

【最大料金】
平日:2,500円
土日祝日:3,900円
18時~翌8時:400円
駐車台数21台
休業日年中無休
ミリ単位
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清水寺の御朱印

清水寺では、3種類の御朱印を拝受しましたので、1体ずつご紹介します。

拝受方法大悲閣阿弥陀如来不動明王
受付場所本堂先の納経所阿弥陀堂の納経所音羽の滝前の滝ノ堂
受付時間8:00~18:00
※7月・8月は8:00~18:30
8:00~18:00
※7月・8月は8:00~18:30
8:00~18:00
※7月・8月は8:00~18:30
初穂料300円300円300円
拝受形式直書き直書き直書き

大悲閣の御朱印(初穂料:300円)

大悲閣の御朱印

こちらは、清水寺の代表的な御朱印「大悲閣だいひかく」です。

受付場所

本堂先の納経所

大悲閣の御朱印の受付場所は、本堂から少し進んだ先にある納経所です。

受付時間は8:00~18:00ですが、7月・8月は8:00~18:30に変更になります。

阿弥陀如来の御朱印(初穂料:300円)

阿弥陀如来の御朱印

阿弥陀堂に安置されている「阿弥陀如来」の御朱印です。

受付場所

阿弥陀堂横の納経所

阿弥陀如来の御朱印の受付場所は、阿弥陀堂の横にある納経所です。

受付時間は8:00~18:00ですが、7月・8月は8:00~18:30に変更になります。

不動明王の御朱印(初穂料:300円)

不動明王の御朱印

音羽の滝のご本尊「不動明王」の御朱印です。

受付場所

音羽の滝

不動明王の御朱印の受付場所は、音羽の滝の向かいにある納経所です。

受付時間は上記2ヶ所と同じく8:00~18:00ですが、7月・8月は8:00~18:30に変更になります。

ミリ単位
御朱印帳を持ち歩くときは、ケースカバーがオススメ!

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清水寺の基本情報

清水寺の基本情報
正式名称音羽山おとわやま 清水寺きよみずでら
ご本尊十一面千手観世音菩薩せんじゅかんぜおんぼさつ
創建宝亀ほうき9年(778年)
山号音羽山
宗派北法相宗きたほっそうしゅう
寺格大本山
開山賢心けんしん(後に「延鎮えんちん」と改名)
ご利益無病息災・立身出世・子授け
延命長寿・恋愛成就・学業成就 他
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境内の見どころ

善光寺堂

善光寺堂

清水寺仁王門の左手に建つ「善光寺堂」は、清水寺塔頭たっちゅうの一つで、かつては「地蔵院」と呼ばれていました。

塔頭

塔頭とは、禅宗寺院で宗の開祖や門徒高僧の死後、その弟子が師の徳を慕い、大寺や名刹めいさつに寄り添って建てた塔や庵などの小院。

ご本尊

如意輪観世音菩薩にょいりんかんぜおんぼさつ=観世音菩薩の変化身の一つであり、六観音の一つに数えられる。

仁王門

仁王門

「仁王門」は、清水寺の西端にある正門で、応仁の乱(1467年~1477年)の後の15世紀末に再建された室町時代後期の建造物です。

美しい朱塗りの門は「赤門」とも呼ばれ、幅10m・高さ約14m・奥行き8.4mもある大きな門です。

鐘楼

鐘楼

国の重要文化財に指定されている「鐘楼」は、総丹塗りの桃山様式の建造物です。

江戸初期の慶長12年(1607年)に再建され、6本柱で2.3トンもある重い鐘を支えています。

西門

西門

「西門」は、寛永6年(1629年)の大火で焼失したものを、徳川3代将軍・徳川家光により寛永8年(1631年)に再建されたものになります。

幅約8.6m、奥行き約3.9mあり、現在通り抜けはできませんが、両脇に祀られている「持国天じこくてん」と「増長天ぞうじょうてん」は格子越しに見ることができます。

持国天と増長天

「持国天」とは、四天王の一尊で東方の守護神。日本では一般的に、甲冑を身に纏った武将の姿で表現され、本尊の向かって右手前に安置されている。

「増長天」とは、四天王の一尊で南方の守護神。日本では一般的に、甲冑を身に纏った武将の姿で表現され、本尊の向かって左手前に安置されている。

三重塔

三重塔

「三重塔」は、平安時代初期の承和14年(847年)に桓武天皇の皇子・葛井親王が建立したものと伝えられ、寛永9年(1632年)に再建されました。

全体が朱塗りの建物で、1辺約6mの正方形で、高さは約31m近くあります。

パワースポット「随求堂」

随求堂

随求堂ずいぐどうは、享保20年(1735年)に建立された建物です。

ご本尊

大随求菩薩坐像だいずいぐぼさつざぞう=全ての生物の願いや求めにしたがって、それらを叶えてくれる功徳をもつ。

縁結び安産子育ての神仏も同時に祀られているパワースポットとして知られています。

堂内では、階段を地下へと下り、暗闇の堂内を大きな数珠を頼りに巡る「胎内めぐり」が行われています。

経堂

経堂

中世の清水寺には、全国から学問僧が集まる講堂がありましたが、「経堂」はその後継として寛永10年(1633年)に創建されました。

堂内の天井に描かれた墨絵の円龍(江戸時代の絵師・岡村信基 筆)は、夜になると天井から抜け出して、音羽の滝の水を飲みに行くという伝承が残されています。

ご本尊

「釈迦三尊像」=釈迦如来像を中尊とし、その左右に脇侍の文殊菩薩・普賢菩薩を配置している。

田村堂(開山堂)

田村堂(開山堂)

「田村堂(開山堂)」は、寛永10年(1633年)に再建されたもので、坂上田村麻呂とその妻、そして清水寺を創立した行叡と賢心を祀ることから、「田村堂」または「開山堂」と呼ばれています。

成就院

成就院

「成就院」は、清水寺の塔頭寺院で、通常時は非公開ですが、春秋のみ特別公開されています。

室町時代の僧・願阿上人が創建し、幕末には月照上人と信海上人のもと、近衛忠煕このえただひろや西郷隆盛がこの地で密談を交わしたと伝わっています。

轟門

轟門

「轟門」は、清水寺の本堂や清水の舞台へ向かう入口となっている門で、現在の建物は寛永年間(1624年~1644年)に再建されたものになります。

正面には、持国天と広目天(西方の守護神)を、背面には阿吽の狛犬が安置されています。

朝倉堂

朝倉堂

「朝倉堂」は、応仁の乱(室町時代中期に発生した内乱)の戦火で全焼した清水寺が復興された時に、清水観音を信仰していた越前の朝倉貞景が、本堂を模した「法華三昧堂」として、永正えいしょう7年(1510年)に寄進した建物です。

本堂

本堂

”清水の舞台”で知られる清水寺の「本堂」は、徳川家光の寄進により寛永10年(1633年)に再建された建物です。

正面約36m、側面約30m、高さ約28mの本堂の堂内には、外陣と内陣、内々陣の3つに分かれ、外陣とその外陣にある廊下を進んで拝観することができます。

ご本尊

「十一面千手観世音菩薩立像」=清水寺本堂のご本尊で、中央の厨子ずしに安置されている。42本の手のうち左右1本ずつを頭上に伸ばして組み合わせ、化仏けぶつ(全ての生物を救うため様々な姿となって現れた仏)を捧げ持つ独特のもので、「清水型千手観音」と呼ばれている。

「毘沙門天立像」=向かって右側の厨子に安置されている。

「地蔵菩薩立像」=向かって左側の厨子に安置されている。別名「勝軍地蔵菩薩」

「二十八部衆像」=本尊厨子の左右に安置されている千手観音の従者。

「風神・雷神像」=内々陣の左右端に安置されている。

清水の舞台

清水の舞台

清水寺で一番有名な「清水の舞台」は、ご本尊である千手観世音菩薩に芸能を奉納する場所です。

古来より、雅楽・能・狂言・歌舞伎・相撲などの芸能が奉納されてきました。

ミリ単位
現在でも舞台奉納が行われているそうです。

舞台を支える柱

舞台は、「懸造かけづくり」と呼ばれる建築方法で、急な斜面にせり出すように建てられており、139本の巨大なケヤキの木が使用されています。

舞台の高さは、4階建のビル(地上約12m)に相当し、面積は190平方メートルで、400枚を超えるヒノキ板が敷き詰められています。

清水の舞台から飛び降りた!?

「思い切って大きな決断をする」といった意味をもつ「清水の舞台から飛び降りる」ということわざがあります。

このことわざ、実は史実に基づいたもので、江戸時代には若者を中心に舞台から飛び降りる人が断えませんでした。

清水寺の門前町の行政を記録した江戸時代の公用日記「清水寺成就院日記」に記されたところによると、飛び降りた人数は”234人”であるとされています。

彼らが清水の舞台から飛び降りた理由は「願掛け」でした。

清水の舞台から飛び降りた人がいることも驚きですが、飛び降りて生き延びたら願いが叶うと信じていた人たちがいたのです。

なお舞台から飛び降りた人のうち生存者は200人、全体の85%でした。

当時の清水の舞台の下は、木が茂っており、8割以上の人はそのおかげで助かったと考えられています。

ミリ単位
もちろん現在では、きつく禁止されていて、飛び降りる人はいないそうです。

釈迦堂

釈迦堂

阿弥陀堂・奥之院と並んで建っている「釈迦堂」は、火災で焼失してしまった後の寛永8年(1631年)に再建された建物です。

外観は質素ですが、堂内は朱塗りや極彩色が施されており、天井には飛遊する天女が彩色で描かれています。

ご本尊

「釈迦如来」=釈迦堂の本尊で、中央に安置されている。悟りを開き、魂を浄化するご利益がある。

「普賢菩薩」=仏の真理や修行の徳を司る菩薩で、釈迦の脇侍。

「文殊菩薩」=知恵を司る菩薩で、釈迦の脇侍。

百体地蔵堂

百体地蔵堂

釈迦堂と阿弥陀堂の間に建っている「百体地蔵堂」は、子を亡くした人々が子に似た地蔵を探し当て信仰されてきたお堂です。

阿弥陀堂

阿弥陀堂

「阿弥陀堂」は、寛永8年(1631年)に再興され、平成8年(1996年)に彩色復元されたお堂です。

古くは、音羽の滝の山手にあったことから「滝山寺」とも呼ばれていました。

ご本尊

「阿弥陀如来坐像」=西方の極楽浄土の教主で、全ての生物を救う仏。

奥之院

奥之院

「奥之院」は、音羽の滝の真上に建っており、本堂を模して造られた舞台から本堂全体を見渡せることから撮影スポットにもなっています。

ミリ単位
清水の舞台の写真でよく見るアングルは、この場所から撮影されたものですよ!

清水寺を創立した行叡ぎょうえいと延鎮が修行した旧草庵跡と伝えられており、現在の建物は寛永10年(1633年)に再建されたものになります。

千手観音を本尊とすることから「奥の千手堂」と呼ばれており、また平安中期から明治までの間、真言宗を兼宗していたことから「真言院」とも呼ばれています。

ご本尊

「三面千手観音」=千本の慈手に千の慈眼をもって万能とも呼べる力を発揮し、全ての人々を救う菩薩の一尊。

パワースポット「音羽の滝」

音羽の滝

「音羽の滝」は、清水寺の寺名の由来にもなった清水の湧き出る滝です。

古来より、「金色水」「延命水」とも呼ばれ、現在ではこの滝の水を飲むと学業成就恋愛成就延命長寿のご利益を授かれるパワースポットとして知られています。

ご本尊

倶利伽羅竜王くりからりゅうおう=音羽の滝の上にあるお堂に祀られている、不動明王の化身とされる龍神。山岳仏教では水辺に祀られていることが多い。

3本に分かれた滝とそのご利益

3本に分かれた滝

音羽の滝の3本に分かれた滝は、それぞれに違った意味を持ち、ご利益も異なります。

向かって左端が「学業成就」、中央が「恋愛成就」、右端が「延命長寿」のご利益があります。

3本の中から1本を選び、1つだけ願いを叶えるのがマナーだとされています。

ミリ単位
飲み過ぎると願いが叶わなくなるそうなので、気をつけてくださいね!

音羽の滝の参拝方法

  • 滝の裏手の不動明王に参拝
  • 用意されている柄杓を持って滝の前へ
  • 叶えたいご利益のある滝の水を取る
  • 願いを思いながら一口飲む
ミリ単位
一口で飲み切れる量をすくうことがポイントです!

子安の塔

子安の塔

「子安の塔」は、聖武天皇・光明皇后の祈願所と伝えられています。

現在の建物は、明応9年(1500年)に再建されたもので、高さ約15mの三重塔になっています。

堂内には、「子安観音」が安置されており、安産の神として信仰を集めてきました。

清水寺の所要時間

清水寺の所要時間は、普通に回って約1時間です。

じっくり見て回りたい方は、1時間30分くらいは見ておいた方が良いですね。

ミリ単位
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伏見稲荷の総本社「伏見稲荷大社」

千本鳥居

清水寺から車で約18分の距離に位置する「伏見稲荷大社」は、全国に約3万社あるといわれる稲荷神社の総本社です。

近年では、海外の観光客からも注目を集めており、初詣では近畿地方の神社仏閣の中で最多の参拝客で賑わっています。

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浄土教美術の頂点「平等院鳳凰堂」

平等院鳳凰堂

清水寺から車で約40分の距離に位置する「平等院」は、極楽浄土の宮殿をモデルにした「鳳凰堂」があることで知られている寺院です。

境内には、平等院に伝わる様々な宝物を展示している「鳳翔館」や、限定ブレンドの宇治茶が楽しめる茶房「藤花」などたくさんの見どころがあります。

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