京都府京都市左京区にある「銀閣寺(正式名称:慈照寺)」は、臨済宗相国寺派の寺院です。
文明14年(1482年)室町幕府8代将軍・足利義政により造営が開始されました。
義政は、祖父にあたる3代将軍・足利義満の北山殿金閣にならい、隠棲生活を過ごすため山荘東山殿を造営したのが銀閣寺の発祥とされています。
また、銀閣寺は義政の美意識の全てを投影し、東山文化の特徴である簡素枯淡の美を映した一大山荘といわれています。
本記事で分かること
- アクセス
- 駐車場
- 御朱印
- 基本情報
- 境内の見どころ
- 所要時間
銀閣寺へのアクセス
銀閣寺へのアクセス | |
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所在地 | 〒606-8402 京都府京都市左京区銀閣寺町2 |
電話番号 | 075-771-5725 |
営業時間 | 3月~11月:8:30~17:00 12月~2月:9:00~16:30 |
電車/バス | JR「京都駅」 : :徒歩1分(77m) : [市バス] 「京都駅前」バス停 | |運賃230円(40分) | 「銀閣寺道」バス停下車 : :徒歩約10分(650m) : 銀閣寺 |
車 | 【名古屋方面】 「新名神高速道路」経由 →約2時間(128km) 「近畿自動車道」経由 →約2時間(141km) 「西宮線」経由 →約2時間10分(146km) 【大阪方面】 「名神高速道路/西宮線」経由 →約1時間10分(64km) 「第二京阪道路」経由 →約1時間10分(62km) 「新御堂筋/国道423号と名神高速道路/西宮線」経由 →約1時間15分(64km) |
公式サイト | 銀閣寺 |
銀閣寺の駐車場
銀閣寺周辺には、いくつかの駐車場が点在していますが、この記事では、銀閣寺から最も近い「京都市営 銀閣寺 観光駐車場」をご紹介します。
京都市営 銀閣寺 観光駐車場
「京都市営 銀閣寺 観光駐車場」は、銀閣寺から最も近い駐車場になります。
場内も広く、駐車しやすい駐車場です。
京都市営 銀閣寺 観光駐車場 | |
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駐車時間 | 8:00~17:00 |
駐車料金 | 普通車:1,040円 二輪車:410円 自転車:200円 ※1月1日~1月3日 普通車:1,250円 |
駐車台数 | 40台 |
休業日 | 年中無休 |
電話番号 | 075-771-0783 |
備考 | ※観光駐車場はバス・タクシー優先のため、繁忙期などは入庫できない場合あり。 |
- 予約制だから確実に駐車できるので、駐車場を探し回る必要がありません。
- さらにオンライン決済なので、面倒な清算も不要です。
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銀閣寺の御朱印
こちらは、銀閣寺の御朱印になります。
銀閣寺の御朱印の拝受方法は、他の神社仏閣と少し違い、拝観前に中門(受付)近くにある「朱印所」に御朱印帳を預けて、拝観を終えたら御朱印帳を取りに行く、という形式になっています。
銀閣寺の御朱印 | |
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受付場所 | 朱印所 |
受付時間 | 3月~11月:8:30~17:00 12月~2月:9:00~16:30 |
初穂料 | 300円(前払い) |
拝受形式 | 直書き |
受付場所
御朱印の受付場所は、中門をくぐってすぐ右手にある朱印所です。
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銀閣寺の基本情報
銀閣寺の基本情報 | |
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正式名称 | 東山慈照禪寺 |
本尊 | 釈迦如来 |
山号 | 東山 |
院号 | 慈照院殿 |
宗派 | 臨済宗相国寺派 |
寺格 | 相国寺境外塔頭 |
創建 | 延徳2年(1490年) |
開山 | 夢窓疎石 |
開基 | 足利義政 |
ご利益 | 開運招福・家内安全 他 |
境内の見どころ
総門
奥に見える「総門」をくぐると、銀閣寺垣の参道へと続きます。
銀閣寺垣
総門をくぐった先にある生垣は、石垣の上に1メートルほどの竹垣を築き、その上に椿などの常緑樹がそびえています。
石垣の上に、建仁寺垣の手法を簡略化した背丈の低い竹垣を乗せ、一体化させるように見せるこの竹垣の形式は「銀閣寺垣」と呼ばれています。
本来は、防御を兼ねた外界との区切りとして設けられたと考えられています。
拝観受付
銀閣寺垣の先に「拝観受付」があります。
- 大人:500円
- 小中学生:300円
中門
拝観受付近くの「中門」をくぐり先を進みます。
朱印所
中門をくぐると右手に「朱印所」があります。
御朱印を希望する方は、拝観前にこちらの朱印所に御朱印帳を預けてください。
帰り際にまた朱印所の前を通ることになるので、その時に御朱印帳を受け取る流れになります。
庫裏
中門をくぐって左手にある「庫裏」は、寺院の台所にあたる建物です。
観音殿「銀閣」
観音殿「銀閣」は、金閣寺の舎利殿「金閣」、西芳寺の瑠璃殿を踏襲して本来は「観音殿」と呼ばれています。
二層からなり、一層の心空殿は書院風、二層の潮音閣は板壁に花頭窓を用いた唐様仏殿の様式です。
創建時の二層の外壁は黒漆におおわれ、軒下には彩色が施されていました。
屋根の上にある青銅の鳳凰は東を向いており、観音菩薩を祀る銀閣を守護しています。
八幡宮
観音殿「銀閣」の近くに鎮座する「八幡宮」は、銀閣寺の鎮守社といわれています。
足利氏などの清和源氏の守護神である「八幡神」を祀っています。
向月台
白川の白砂を円錐型に盛り上げて作られた高さ180cmの「向月台」は、上に座って東山に昇る月を眺めるために作られたとされています。
銀沙灘
「銀沙灘」は、白砂を高さ66cmまで盛り上げて作られており、銀沙灘に反射した月明かりが淡く本堂を照らす役割をしていたとされています。
本堂「方丈」
「方丈」は、本尊「釈迦牟尼仏(釈迦如来)」を安置している銀閣寺の本堂です。
方丈の内部には、江戸時代の南宋画家・与謝蕪村や池大雅の襖絵が所蔵されています。
東求堂
方丈の隣に建っている「東求堂」は、足利義政の持仏堂で、阿弥陀如来を祀る阿弥陀堂でした。
持仏堂
持仏堂とは、日常的に礼拝する仏像や位牌を安置する堂。「念誦堂」とも呼ばれる。
また、観音殿「銀閣」とともに、東山殿造営当時の遺構として現存する最古の四畳半書院です。
錦鏡池
観音殿「銀閣」の前方に広がる「錦鏡池」は、上下二段となっている銀閣寺庭園の下部分に相当する池です。
錦鏡池周辺は、「池泉回遊式庭園」と呼ばれる庭園様式になっており、観音殿「銀閣」が錦鏡池に映るように設計されています。
白鶴島
東求堂の正面にある中島は「白鶴島」といい、銀閣寺造営当時からのものであるとされています。
白鶴島に架かる石橋は「仙袖橋」と呼ばれ、薄い自然石の板石を2枚繋げたもので、室町時代特有の石橋となっています。
仙人洲
観音殿「銀閣」の正面に浮かぶ中島「仙人洲」は、白鶴島と同様に銀閣寺造営当時からのものであるとされています。
パワースポット「洗月泉」
錦鏡池の南東部に位置する「洗月泉」は、山肌から湧き出る水を錦鏡池に導く役目を果たしている滝です。
月が泉に映し出された時に泉のさざなみが、まるで月を洗っているかのように見えることから「洗月泉」と名付けられたそうです。
現在では、銀閣寺境内のパワースポットとして有名です。
弁財天
展望所への道中に「弁財天」が祀られています。
財運向上や学問・芸術のご利益があります。
お茶の井
展望所への道中にある「お茶の井」は、足利義政愛用のお茶の井跡です。
水質も豊かで、現在でもお茶会などの飲料水として利用されています。
漱蘚亭跡
お茶の井の近くにある「漱蘚亭跡」は、足利義政が室町時代の絵師・相阿弥に苔寺(西芳寺)の庭園を模して造らせた庭園跡とされています。
しかし江戸時代に起きた山崩れで埋没したといわれており、漱蘚亭跡には崩れかかった石組み・泉・水流の跡が残されています。
展望所
「展望所」は銀閣寺境内と京都市街が一望できるスポットになっています。
慈照寺 銀閣売店
境内にある売店では、銀閣寺に関する様々な商品が置かれています。
朱印所
所要時間
銀閣寺拝観の所要時間は、約30分です。
境内の売店に立ち寄る時間を考慮すると、もう少しかかるかもしれません。
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開祖・足利義満が築いた「金閣寺」
銀閣寺から車で約25分の距離に位置する「金閣寺」は、室町幕府3代将軍・足利義満により開かれた寺院です。
近年では、伏見稲荷大社や清水寺などと並び、京都市内でも有数の観光地として知られており、国内はもちろん海外からも毎年多くの観光客が訪れています。
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日本三大祭の祇園祭が行われる「八坂神社」
銀閣寺から車で約15分の距離に位置する「八坂神社」は、全国にある八坂神社や関連神社のべ約2,300社の総本社とされている神社です。
毎年7月に行われる日本三大祭の一つ「祇園祭」は八坂神社の例祭であることから、八坂神社は「祗園さん」と親しみを込めて呼ばれています。
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