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聖徳宗の総本山寺院【法隆寺】の御朱印・境内の見どころ・所要時間など

2024年9月7日

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奈良県生駒郡斑鳩町にある法隆寺ほうりゅうじは、聖徳宗の総本山寺院です。

世界最古の木造建築群といわれており、推古天皇と聖徳太子によって推古15年(607年)に建立されたと伝えられています。

また、"法隆学問寺"とも"斑鳩寺"とも称される南都七大寺の一つで、1993年12月に日本で初めてユネスコの世界文化遺産に登録されました。

広大な境内には、飛鳥時代に建てられた五重塔をはじめ、門やお堂、建物内部には数多くの国宝・重要文化財にあたる仏像類が安置されています。

本記事では、法隆寺の見どころや御朱印などをご紹介します。

本記事で分かること

  • アクセス
  • 駐車場
  • 御朱印
  • 基本情報
  • 見どころ
  • 所要時間
ミリ単位
それでは参りましょう!
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法隆寺へのアクセス

法隆寺へのアクセス
所在地〒636-0115
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
電話番号0745-75-2555
営業時間2月22日~11月3日
→8:00~17:00
11月4日~2月21日
→8:00~16:30
拝観料金【個人】
一般:1,500円
小学生:750円
【団体】※30名以上
一般:1,200円
大高生:1,050円
中学生:900円
小学生:600円
電車【最寄駅】
JR「法隆寺駅」

:徒歩約20分(1.5km)

法隆寺
バス[奈良交通バス]
「法隆寺駅」バス停

|運賃220円(8分)

「法隆寺前」バス停下車

:徒歩約10分(650m)

法隆寺
【大阪方面】
「天理吹田線/西名阪自動車道」経由
→約45分(40km)

「阪神高速13号東大阪線/ルート13と第二阪奈道路/国道163号」経由
→約50分(35km)
【名古屋方面】
「名古屋亀山線/東名阪自動車道と名阪国道/国道25号」経由
→約2時間10分(150km)
公式サイト聖徳宗総本山 法隆寺
備考拝観料金は、西院伽藍・東院伽藍・大宝蔵院共通

法隆寺の駐車場

法隆寺周辺に無料駐車場はなく、有料の駐車場を利用することになります。

法隆寺門前駐車場

法隆寺門前駐車場

法隆寺門前駐車場は、法隆寺まで徒歩約2分の距離にあり、入庫後1時間までなら200円で利用できる駐車場です。

法隆寺門前駐車場
駐車時間24時間
駐車料金入庫60分以内/200円
以降60分毎/100円
最大料金/500円
駐車台数20台
休業日年中無休

法隆寺門前芳庵駐車場

法隆寺門前芳庵駐車場

法隆寺門前芳庵駐車場は、法隆寺まで徒歩約2分の距離にあり、1日/200円で利用できる駐車場です。

向かいにある「駐車場さくら」も同じ料金設定になっていますので、どちらを利用しても構いません。

法隆寺門前芳庵駐車場
駐車時間10:00~17:00
駐車料金普通車:200円
二輪車:100円
※2024年9月5日現在
駐車台数14台
休業日年中無休
ミリ単位
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法隆寺の御朱印

法隆寺で頂いた2体の御朱印をご紹介します。

拝受方法以和為貴峰薬師如来
受付場所聖霊院西円堂
受付時間2月22日~11月3日
→8:00~17:00
2月22日~11月3日
→8:00~17:00
11月4日~2月21日
→8:00~16:30
11月4日~2月21日
→8:00~16:30
初穂料300円300円
拝受形式直書き直書き

十七条憲法の御朱印「以和為貴」

十七条憲法の御朱印「以和為貴」

"以和為貴"とは、聖徳太子が制定した全17条からなる日本最初の成文法「十七条憲法」の第一条の条文です。

元々は、古代中国のことわざで、人々が強調することは重要であるということを意味しています。

書き出し文

一にはく、もったっとしとし、さからうこときをむねよ。

現代語訳

お互いの心が和らいで協力することが貴いのであって、むやみに反抗することのないように。

人々が上も下も和らぎ睦まじく話し合いができれば、何事も成し遂げられないことはありません。

第一条「以和為貴」からも分かるように、聖徳太子が制定した一七条憲法は、憲法の名を冠してはいますが、近代憲法とは違い、官僚や貴族に対する道徳的な規範が示されています。

思想的には、儒教を中心とし、仏教や法家の教えも織り交ぜて作られています。

受付場所

聖霊院

「以和為貴」の御朱印は、聖霊院内にある納経所で授与が行われています。

西円堂の御朱印「峰薬師如来」

西円堂の御朱印「峰薬師如来」

"峯の薬師"と呼ばれる薬師如来像を安置する西円堂の御朱印「峰薬師如来」です。

受付場所

西円堂の納経所

西円堂の御朱印は、西院伽藍北西の小高い場所に建っている西円堂の横にある納経所で授与が行われています。

ミリ単位
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法隆寺の基本情報

法隆寺の基本情報
正式名称斑鳩山法隆學問寺
別称斑鳩寺いかるがでら
ご本尊釈迦如来
創建推古天皇15年(607年)
山号なし
宗派聖徳宗しょうとくしゅう
寺格総本山
開基推古天皇・聖徳太子
ご利益学業成就・入学祈願・諸願成就 他
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法隆寺の見どころ

境内案内図

南大門

南大門

法隆寺の正門にあたる南大門は、創建時には中門の南に近接して建てられていましたが、子院の増加にともなう境内の拡張で、現在地に場所を移して造立されたと考えられています。

その後、永享7年(1435年)に焼失し、永享10年(1438年)に再建されたものが現在の南大門です。

中門

中門

南大門をくぐると正面にみえる二重門が中門です。

推古天皇15年(607年)の法隆寺創建時に建立されましたが、天智天皇9年(670年)に焼失し、その後飛鳥時代後期に再建されたといわれています。

法隆寺の中枢であり、西院伽藍の正門でもあり、その左右から伸びる廻廊と共に世界最古の木造建築群である西院伽藍を区画しています。

金剛力士立像

中門の左右には、和銅4年(711年)に完成した金剛力士立像が安置されています。

向かって右の阿形は像高3.79m、左の吽形は像高3.78mもの大きさを誇り、西院伽藍を守護しています。

金剛力士像としては珍しい塑像そぞうであり、「塑造金剛力士立像(吽形体部木造)」として重要文化財に指定されています。

塑像

粘土などの可塑性かそせいのある材料を用いて造った像。奈良時代に盛行し、現代ではブロンズ像などの原型として造られる。

金堂

金堂

聖徳太子創立の伽藍が天智9年(670年)に焼失したあと、寺地を北西に移して建立されたのが現在の西院伽藍です。

西院伽藍は、中門とその正面にある大講堂を回廊がぐるりと囲んでおり、中門と大講堂の間の右手に金堂、左手に五重塔が配置されています。

このような伽藍配置は「法隆寺式伽藍」と呼ばれ、法隆寺創建以前の"塔が中心だった伽藍配置"から、"塔と金堂が並立する伽藍配置"へとこの頃から変化していきました。

金堂は西院伽藍の中でも最古の建造物で、元は内壁に仏画が描かれていましたが、昭和24年(1949年)に火災によって焼失しています。

金堂の内部には、"アルカイク・スマイル(古代的微笑)として知られる本尊・釈迦三尊像をはじめ、薬師如来像・阿弥陀三尊像、ほか諸仏が安置されています。

ご本尊

「釈迦三尊像」

中尊の釈迦如来坐像と両脇侍菩薩立像から成る。銅造鍍金で像高は中尊が87.5cm、左脇侍が92.3cm、右脇侍が93.9cm。

アルカイク・スマイル

古代ギリシャのアルカイク美術の彫像に見られる表情。顔の感情表現を極力抑えながら、口元だけは微笑みの形を伴っているのが特徴。これは生命感と幸福感を演出するためのものと見られている。

五重塔

五重塔

法隆寺の五重塔は、全国に11基ある国宝に指定されている五重塔の中でも群を抜いて長い歴史を持っています。

創建は金堂などと同じく推古15年(607年)で、西院伽藍のシンボル的存在です。

五重塔を構成する5つの楼閣を、下から地(基礎)・水(塔身)・火(笠)・風(請花)・空(宝珠)といい、5層それぞれ独自の世界(思想)を示し、仏教的な宇宙観を表しています。

1階の内部には、東西南北の4つの方角それぞれに"塔本四面具とうほんしめんぐ"と呼ばれる粘土で作られた群像が安置されています。

党本四面具

  • 東:維摩詰像土ゆいまきつぞうど(文殊菩薩と維摩居士の問答)
  • 西:分舎利仏土ぶんしゃりぶつど(仏舎利を分配する様子)
  • 南:弥勒仏像土みろくぶつぞうど(弥勒仏の世界)
  • 北:涅槃像土ねはんぞうど(釈迦の涅槃と嘆く人々)

大講堂

大講堂

法隆寺の堂宇の中でも最も大きい大講堂ですが、かつては金堂と五重塔により近い位置にあったものが、延長3年(925年)に落雷により焼失しています。

それから65年後の正暦元年(990年)に新築されたのが、現在の大講堂です。

大講堂の内部には、日光・月光の脇侍を左右に従えた薬師三尊像が安置されています。

薬師三尊像

平安後期の作。平安時代を代表する仏師・定朝の流れを汲むものとされている。

聖霊院

聖霊院

金堂と五重塔を囲む回廊の東隣に建つ聖霊院は、法隆寺を創建した聖徳太子を祀った伽藍です。

内部には、聖徳太子45歳のときの姿を表したものとされている聖徳太子像が安置されています。

また、聖徳太子の第一皇子・山背大兄王やましろのおおえおうや、その弟の殖栗王えぐりおう、聖徳太子の師である高句麗の僧・慧慈えじ法師など高貴な人々の像が安置されています。

明治の頃は聖霊院の前にある池のほとりに茶屋があり、ここで一休憩した正岡子規が即興で詠んだのが、あの有名な俳句です。

俳句

「柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺」

大宝蔵院

百済観音堂

大宝蔵院では、百済くだら観音堂を中心に東西の宝蔵からなる建物で、法隆寺の寺宝を収蔵、公開しています。

中でも国宝・百済観音像、同じく国宝・玉虫厨子などの法隆寺を代表する宝物が数多く展示されています。

百済観音堂の本尊

「百済観音像」

像高2.09mの飛鳥彫刻を代表する仏像。江戸時代には虚空蔵こくうぞう菩薩とされていたが、明治時代に入り化仏のある透かし彫りの宝冠が見つかり、百済観音と呼ばれるようになった。

大宝蔵院
営業時間2月22日~11月3日
→8:00~17:00
11月4日~2月21日
→8:00~16:30
拝観料金【個人】
一般:1,500円
小学生:750円
【団体】※30名以上
一般:1,200円
大高生:1,050円
中学生:900円
小学生:600円
公式サイト大宝蔵院
備考拝観料金は、西院伽藍・東院伽藍・大宝蔵院共通

西円堂

西円堂

鎌倉時代の建長2年(1250年)に建てられた現在の西円堂さいえんどうは、金堂や五重塔が立ち並ぶ西院伽藍を一望できる小高い場所に建っています。

最初の西円堂は、養老2年(718年)に光明皇后の母・橘三千代たちばなのみちよの発願によって行基菩薩が建立したと伝えられています。

堂内には、本尊・薬師如来坐像が安置されています。

ご本尊

「薬師如来坐像」

「峯の薬師」と呼ばれ、多くの人々から信仰されている薬師如来。

夢殿

夢殿

夢殿ゆめどのは、東院伽藍の中心となる八角円堂の建物です。

現在東院伽藍がある場所は、当時聖徳太子が居住していた斑鳩宮の跡地で、聖徳太子の死後に建立されました。

内部には、聖徳太子等身の像と伝えられている本尊・救世ぐぜ観音像が安置されているほか、東院の創立と再興に尽力した行信・道詮の像もあわせて安置されています。

ご本尊

「救世観音像」

聖徳太子の等身像と伝えられている霊像。長く秘仏として厳重に安置されていた。

絵殿・舎利殿

絵殿・舎利殿

夢殿の北側に立つ絵殿えでん舎利殿しゃりでんは、鎌倉時代に再建されたものになります。

正面7間のうち東3間が聖徳太子が2歳の春に合掌した掌中から出現したという舎利(釈迦の遺骨)を安置する舎利殿です。

中央1間は伝法堂への通路で、西3間が聖徳太子の一代記を描いた障壁画をおさめている絵殿になります。

所要時間

法隆寺の所要時間は、境内も広いため約1時間30分〜2時間はかかります。

隣接する中宮寺の所要時間は、約30分なので、あわせて参拝される場合は約2時間〜2時間30分はみておきましょう。

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聖徳宗の寺院「中宮寺」

中宮寺 本堂

法隆寺に隣接している中宮寺ちゅうぐうじは、聖徳宗の寺院です。

その起源は、聖徳太子が母・穴穂部間人皇女あなほべのはしひとのひめみこのために建立したと伝えられています。

本堂に安置されている本尊・菩薩半跏像ぼさつはんかぞう(如意輪観世音菩薩)は、法隆寺の本尊同様"アルカイク・スマイル(古代的微笑)"として知られています。

飛鳥時代の彫刻の最高傑作といわれ、日本を代表する仏像彫刻といわれています。

また、本堂内には、日本最古の刺繍遺品といわれる「天寿国繡帳残闕てんじゅこくしゅうちょうざんけつ」の複製が展示されています。

天寿国繍帳残闕

推古天皇30年(622年)、聖徳太子妃・橘大郎女たちばなのおおいらつめが、間人皇女と聖徳太子の死去を悼んで中宮の采女に命じて刺繍させた曼荼羅。

現在は奈良国立博物館に寄託している。

中宮寺の基本情報

中宮寺の基本情報
所在地〒636-0111
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺北1丁目1-2
電話番号0745-75-2106
営業時間【3月21日〜9月30日】
→9:00~16:30(受付は16:15まで)
【10月1日〜3月20日】
→9:00~16:00(受付は15:45まで)
拝観料金大人:600円
小学生:300円
正式名称法興山中宮寺ほうこうざんちゅうぐうじ
別称斑鳩尼寺いかるがにじ法興尼寺ほうこうにじ
ご本尊菩薩半跏像ぼさつはんかぞう(如意輪観世音菩薩)
創建一説には推古天皇15年(607年)
山号法興山ほうこうざん
宗派聖徳宗しょうとくしゅう
開基聖徳太子
中興信如比丘尼しんにょびくに
ご利益智慧・財福・福徳授与・安産・延命 他
公式サイト聖徳宗 中宮寺

中宮寺の御朱印「如意輪観音」

中宮寺の御朱印「如意輪観音」

中宮寺本堂に安置されている本尊・菩薩半跏像(如意輪観世音菩薩)の御朱印「如意輪観音」です。

中宮寺の御朱印「如意輪観音」
受付場所拝観受付
受付時間【3月21日〜9月30日】
→9:00~16:30
【10月1日〜3月20日】
→9:00~16:00
初穂料300円
拝受形式直書き

受付場所

拝観受付

中宮寺の御朱印は、中宮寺の拝観受付で授与が行われています。

拝観料を納める際に御朱印帳も預けて、帰りに受け取るといった流れになります。

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