奈良県奈良市にある唐招提寺は、南都六宗の一つである"律宗"の総本山寺院です。
唐の僧・鑑真によって建立された寺院で、天武天皇の第七皇子・新田部親王の旧宅をもらい受け、そこを"唐律招提"と称したのがはじまりです。
鑑真没後の平安時代初頭に伽藍全体が完成し、その頃"唐律招提"から"唐招提寺"となりました。
境内には、鴟尾をのせた瓦屋根の金堂、平城宮から移された講堂、校倉造の宝蔵などの奈良時代からの建造物が残されています。
本記事では、唐招提寺の御朱印や境内の見どころなどをご紹介します。
本記事で分かること
- アクセス
- 駐車場
- 御朱印
- 基本情報
- 境内の見どころ
- 所要時間
唐招提寺へのアクセス
唐招提寺へのアクセス | ||
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所在地 | 〒630-8032 奈良県奈良市五条町13-46 | |
電話番号 | 0742-33-7900 | |
営業時間 | 8:30~17:00(受付は16:30まで) | |
拝観料 ※団体30名以上 | 【個人】 大人:1,000円 中高生:400円 小学生:200円 | 【団体】 大人:800円 中高生:320円 小学生:160円 |
電車 | 【最寄駅】 近鉄「西ノ京駅」 : :徒歩約10分(800m) : 唐招提寺 | |
バス | [奈良交通バス] 「西ノ京駅」バス停 | |運賃220円(4分) | 「唐招提寺東口」バス停下車 : :徒歩約6分(450m) : 唐招提寺 | |
車 | 【大阪方面】 「阪神高速13号東大阪線/ルート13と第二阪奈道路/国道163号」経由 →約40分(30km) 「第二阪奈道路/国道163号」経由 →約50分(40km) | |
【名古屋方面】 「名古屋亀山線/東名阪自動車道と名阪国道/国道25号」経由 →約2時間20分(150km) 「名古屋亀山線/東名阪自動車道」経由 →約2時間40分(140km) | ||
公式サイト | 唐招提寺 |
唐招提寺の駐車場
唐招提寺駐車場は、唐招提寺から最も近く、1時間/550円で利用できる駐車場です。
唐招提寺駐車場 | |
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駐車時間 | 24時間 |
駐車料金 | 最初の1時間/550円 以降30分毎/110円 |
駐車台数 | 普通車:150台 |
休業日 | 年中無休 |
- 予約制だから確実に駐車できるので、駐車場を探し回る必要がありません。
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唐招提寺の御朱印
唐招提寺で頂いた3体の御朱印をご紹介します。
拝受方法 | 盧舎那仏 | 千手観音 | 鑑真大和上 |
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受付場所 | 売店 | 売店 | 売店 |
受付時間 | 8:30~17:00 | 8:30~17:00 | 8:30~17:00 |
初穂料 | 300円 | 300円 | 300円 |
拝受形式 | 直書き | 書き置き | 書き置き |
盧舎那仏の御朱印
唐招提寺金堂に安置している本尊・盧舎那仏坐像の御朱印です。
\御朱印帳を汚さず・傷つけず大切に保管!/
\御朱印帳を持ち歩く時の必需品!/
千手観音の御朱印
同じく金堂に安置している千手観音菩薩立像の御朱印です。
鑑真大和上の御朱印
唐招提寺の開祖・鑑真大和上の御朱印です。
国宝「鑑真和上坐像」を安置している御影堂は、毎年6月5〜7日の3日間だけ拝観することができます。
\御朱印を差し込むだけなので超簡単!/
受付場所
唐招提寺の御朱印は、境内にある売店横の御朱印所で授与が行われています。
境内拝観前に御朱印帳を預けて、帰り際に忘れず受け取りましょう。
唐招提寺の基本情報
唐招提寺の基本情報 | |
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正式名称 | 唐招提寺 |
ご本尊 | 盧舎那仏 |
創建 | 天平宝字3年(759年) |
山号 | なし |
宗派 | 律宗 |
寺格 | 総本山 |
開山 | 鑑真 |
ご利益 | 学業成就・無病息災・航海安全 開運招福・災難除け・厄除け 他 |
境内の見どころ
南大門
唐招提寺南大門は、昭和37年(1962年)の鑑真和上1200年遠忌の際に天平様式で再建されたものです。
屋根の最頂部から二つの傾斜面が地上に向かっている形式「切妻造り」の建物で、南大門をくぐると正面に金堂、そのすぐ後方に講堂があります。
かつては南大門と金堂の間に中門があり、中門左右から回廊が出て金堂左右に達していましたが今では失われています。
金堂
鑑真の弟子・如宝により創建された金堂は、創建当時の姿を残す、唐招提寺の代表的な建造物です。
堂内には、中央に本尊・盧舎那仏坐像、右手に薬師如来立像、左手に千手観音立像がそれぞれ安置されています。
さらに、本尊の手前左右には梵天・帝釈天立像、須弥壇の四隅には四天王立像が諸仏を守護しています。
ご本尊
「盧舎那仏坐像」
高さは3mを超え、光背の高さは5.15mにもおよぶ巨像。光背の化仏の数は862体あるが、本来は1,000体であったといわれている。
講堂
講堂は、平城京遷都の際に造営された平城宮朝堂院朝集殿を移建し改造したものです。
堂内には、本尊・弥勒如来坐像のほか、持国天・増長天立像が安置されています。
ご本尊
「弥勒如来坐像」
高さは2.84m。構造は寄木造りで、目鼻立ちが大きくはっきりした鎌倉時代の典型的な仏像。
鼓楼
金堂と講堂の間に位置する鼓楼は、鎌倉時代の仁治元年(1240年)に建立された建物です。
現在は、鑑真により日本にもたらされた仏舎利(釈迦の遺骨)を安置しているため、「舎利殿」とも呼ばれています。
堂内には、仏舎利を収めた"金亀舎利塔"が安置されています。
礼堂と東室
南北に長い礼堂と東室は、もとの僧房を弘安6年(1283年)に改築した建造物です。
中央に馬道と呼ばれる通路があり、それより北の10間分を"東室"、南の8間を"礼堂"といいます。
鼓楼に安置された仏舎利を礼拝するためのお堂で、堂内には清凉寺式"釈迦如来立像"と"日供舎利塔"が安置されています。
宝蔵・経蔵
礼堂の東側に並んで建っている宝蔵と経蔵は、いずれも高床式の校倉造の建造物です。
経蔵は旧新田部親王邸の米倉を改造したものとされ、唐招提寺創建前の建築物だといわれています。
東大寺の正倉院よりもその歴史は古く、日本最古の校倉造の建造物だとされています。
経蔵より一回り大きい宝蔵は、唐招提寺創建に合わせて建築されたものになります。
戒壇
金堂の西方には、正式な僧侶となるために戒を授けられる儀式・受戒を行う戒壇があります。
唐招提寺創建時に築かれたとされていますが、その後火災により建物は失われています。
現在は3段の石壇のみが残り、その上にインドにある仏教遺跡"サーンチー"の古塔を模した宝塔が築かれています。
開山堂
開山堂は元禄時代に徳川家歴代の御霊殿として建立され、その後"鑑真和上坐像"を安置するため現在の場所に移築されました。
その後、鑑真和上坐像は御影堂へ移されましたが、鑑真1250年御諱に際して、鑑真和上平成のお身代わり像が製作され、開山堂にて常時公開されることになりました。
御影堂
境内の北側に位置する御影堂は、もとは興福寺の別当坊だった一乗院宸殿の遺構を昭和39年(1964年)に移築復元したものです。
現在は、国宝「鑑真和上坐像」が安置されており、鑑真の命日である6月6日をはさむ3日間のみ一般公開されています。
ご本尊
「鑑真和上坐像」
高さ80.1cm。日本最古の肖像彫刻であり、天平時代を代表する彫刻。
鑑真和上御廟
境内北東の奥まった静かな場所に、鑑真の墓所があります。
小高い方墳上の土壇の上に、鎌倉時代後期の宝篋印塔が立っています。
新宝蔵
境内東側にある新宝蔵は、唐招提寺に伝わる多くの文化財を保存・収蔵するための施設です。
館内には、金堂に安置されていた木造大日如来坐像のほか、旧講堂木彫群と呼ばれる奈良時代末期に制作された多数の木彫像が収められています。
新宝蔵 | |
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開館時期 | 3月1日~6月30日 9月1日~11月30日 12月31日~1月3日 ※8月10日頃に数日間の臨時開館あり |
開館時間 | 9:00~16:00 |
拝観料 | 大人:200円 高中小生:100円 |
公式サイト | 新宝蔵 |
売店
唐招提寺売店では、唐招提寺ゆかりの品々が販売されています。
唐招提寺売店 | |
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営業時間 | 8:30~17:00 |
定休日 | 年中無休 |
公式サイト | 唐招提寺売店 |
所要時間
唐招提寺の所要時間は、約1時間あれば十分見て回れます。
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