京都府京都市左京区に鎮座する「下鴨神社」(正式名称:賀茂御祖神社)は、古くから歴史的に重要な場所に位置しており、「古都・京都の文化財」の一つとして世界文化遺産に登録されている神社です。
平安京造営にあたっては国家鎮護の神社としての役割を担い、現在では京都三大祭りの一つ「葵祭」が行われるなど古代の祭事や芸能を継承しています。
本記事で分かること
- アクセス
- 駐車場
- 御朱印
- 基本情報
- 境内の見どころ
- 所要時間
下鴨神社へのアクセス
下鴨神社へのアクセス | |
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所在地 | 〒606-0807 京都府京都市左京区下鴨泉川町59 |
電話番号 | 075-781-0010 |
営業時間 | 6:00~17:00 |
電車 | 【最寄駅】 京阪電鉄/叡山電鉄「出町柳駅」 →徒歩約7分(500m) |
バス | 【最寄バス停】 市バス「下鴨神社前」下車すぐ |
車 | 【名古屋方面】 「新名神高速道路」経由 →約2時間(130km) 「近畿自動車道」経由 →約2時間10分(143km) 「西宮線」経由 →約2時間15分(148km) 【大阪方面】 「第二京阪道路」経由 →約1時間10分(58km) 「名神高速道路/西宮線」経由 →約1時間15分(57km) 「阪神高速12号守口線/ルート12と名神高速道路/西宮線」経由 →約1時間20分(59km) |
公式サイト | 賀茂御祖神社 |
下鴨神社の駐車場情報
下鴨神社周辺には、いくつもの駐車場が点在していますが、この記事では3ヶ所の駐車場をご紹介します。
下鴨神社西駐車場
1つ目は「下鴨神社西駐車場」です。
こちらの駐車場は、下鴨神社の本殿に最も近い駐車場になります。
下鴨神社西駐車場 | |
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駐車時間 | 24時間 |
駐車料金 | 通常時:30分/200円(最大料金1,200円) 繁忙期:1時間/500円以降30分/200円 |
駐車台数 | 150台 |
休業日 | 年中無休 |
備考 | トイレ有 身障者トイレ有 バリアフリー 駐輪場有 |
ライフパーク下鴨
2つ目の駐車場は「ライフパーク下鴨」です。
こちらの駐車場は、正面鳥居から参拝したい方にオススメの駐車場になります。
車通りも少なく、非常に停めやすい駐車場です。
ライフパーク下鴨 | |
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駐車時間 | 24時間 |
駐車料金 | 7:00~19:00 →40分/200円(最大料金600円) 19:00~翌7:00 →60分/100円(最大料金300円) |
駐車台数 | 5台 |
休業日 | 年中無休 |
エコロパーク下鴨泉川町第一
3つ目の駐車場は「エコロパーク下鴨泉川町第一」です。
こちらの駐車場は、ライフパーク下鴨の隣にある駐車場で、ライフパーク下鴨同様に、正面鳥居から参拝したい方にオススメの駐車場になります。
エコロパーク下鴨泉川町第一 | |
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駐車時間 | 24時間 |
駐車料金 | 8:00~18:00 →40分/200円(最大料金600円) 18:00~翌8:00 →60分/100円(最大料金300円) 年末年始特別料金(12/31~1/8) 24時間最大料金800円 |
駐車台数 | 7台 |
休業日 | 年中無休 |
- 予約制だから確実に駐車できるので、駐車場を探し回る必要がありません。
- さらにオンライン決済なので、面倒な清算も不要です。
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下鴨神社の御朱印
下鴨神社では、8種類の御朱印を拝受したので、1体ずつご紹介していきます。
拝受方法 | 下鴨神社 | 河合神社 | 季節限定 | 相生社 | 御手洗社 | 比良木社 | 辰年限定 | 糺の森 |
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受付場所 | 御朱印所 | 御朱印所 | 御朱印所 | 御朱印所 | 御朱印所 | 御朱印所 | 御朱印所 | 御朱印所 |
受付時間 | 9時~17時 | 9時~17時 | 9時~17時 | 9時~17時 | 9時~17時 | 9時~17時 | 9時~17時 | 9時~17時 |
初穂料 | 500円 | 500円 | 500円 | 500円 | 500円 | 500円 | 1,000円 | 1,000円 |
拝受形式 | 直書き | 直書き | 書き置き | 書き置き | 書き置き | 書き置き | 書き置き | 書き置き |
下鴨神社の御朱印
こちらは、下鴨神社の通常の御朱印になります。
右上には下鴨神社の御神紋「双葉葵」が刻印されています。
河合神社の御朱印
こちらは、境内社「河合神社」の御朱印になります。
河合神社の御朱印は、河合神社の授与所での拝受になりますが、正月のみ仮設の御朱印所で拝受できます。
河合神社については後述していきます。
季節限定の御朱印
こちらは、季節限定(冬)の下鴨神社の御朱印になります。
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相生社の御朱印
こちらは、境内社「相生社」の御朱印になります。
相生社については後述していきます。
御手洗社の御朱印
こちらは、境内社「御手洗社」の御朱印になります。
御手洗社についても後述していきます。
比良木社の御朱印
こちらは、境内社「比良木社」の御朱印になります。
比良木社についても後述していきます。
辰年限定御朱印
こちらは、辰年限定御朱印になります。
令和6年記念特別アート御朱印【糺の森】
こちらは、令和6年記念特別アート御朱印【糺の森】になります。
こちらの特別御朱印は、世界的墨絵アーティストの茂本ヒデキチ氏による下鴨神社を表現したオリジナル墨絵原画を採用した御朱印です。
糺の森の他に、【楼門】と【辰】の授与も開始されています。
- 令和6年1月1日〜 【糺の森】【楼門】
- 令和6年1月5日〜 【辰】
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御朱印帳
こちらは、下鴨神社で拝受できる御朱印帳になります。
拝受方法 | 一の宮 | 下鴨(青) | 下鴨(白) | 下鴨(赤) | 霊場参拝 |
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受付場所 | 御朱印所 | 御朱印所 | 御朱印所 | 御朱印所 | 御朱印所 |
受付時間 | 9時~17時 | 9時~17時 | 9時~17時 | 9時~17時 | 9時~17時 |
初穂料 | 1,000円 | 2,000円 | 2,000円 | 2,000円 | 2,700円 |
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下鴨神社の基本情報
下鴨神社の基本情報 | |
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正式名称 | 賀茂御祖神社 |
御祭神 | 西本殿:賀茂建角身命 東本殿:玉依媛命 |
創建 | 崇神天皇7年頃 |
建築様式 | 流造 |
御神紋 | 双葉葵 |
参拝作法 | 二礼二拍手一礼 |
主な祭事 | 葵祭・御蔭祭・流鏑馬神事 他 |
ご利益 | 開運厄除・交通安全・旅行安全 操業安全・五穀豊穣・殖産興業 縁結び・安産・子育て 他 |
境内の見どころ
鳥居と社号標
こちらは、下鴨神社の鳥居と社号標になります。
ここから少し歩き、境内に入っていきます。
河合神社の鳥居と社号標
表参道を進むと左手に、河合神社の案内板が見えてきます。
進むと、河合神社の鳥居と社号標が見えてきます。
手水舎
鳥居をくぐると、左手に「手水舎」があります。
三井社
手水舎の隣に、「三井社(別名:三塚社)」が鎮座しています。
三井社は、鴨社蓼蔵郷の総社として祀られていた神社です。
神門
三井社の向かいには、「神門」があります。
授与所
神門をくぐるとすぐ左手に、「授与所」があります。
摂社「河合神社」
神門をくぐり正面に「河合神社」が鎮座しています。
河合神社は、下鴨神社の摂社として古くから祀られ、女性守護としての信仰を集める神社です。
御祭神の「玉依媛命」は、玉のように美しいことから美麗の神としての信仰も深く、河合神社ではこの美麗の祈願絵馬として「鏡絵馬」の授与を行なっています。
手鏡の形をした絵馬に普段使用している化粧品でメイクをし、裏面に願い事を書くもので、絵馬に願いを託すことで外見と内面を磨いて美しくなるという絵馬になっています。
貴布禰神社
河合神社の隣には、「貴布禰神社」が鎮座しています。
河合神社の御垣内に祀られていた神社です。
任部社
貴布禰神社の隣には、「任部社(古名:専女社)」が鎮座しています。
河合神社創始のときから祀られている神社で、古名の「専女」とは「稲女」とも書き、食物を司る神々が祀られていたことを示しています。
六社
任部社の向かいには、「六社」が鎮座しています。
右から「諏訪社」・「衢社」・「稲荷社」・「竈神」・「印社」・「由木社」です。
河合神社の御垣内にそれぞれ別々に祀られていましたが、江戸時代の式年遷宮の際に各社が1棟になりました。
糺の森
下鴨神社を覆う「糺の森」は、縄文時代から生き続ける広さ3万6千坪の樹齢200年から600年のレニ科の樹木を中心とした森です。
その昔は、150万坪にも及んだと伝えられており、奈良・平安時代から数々の和歌や物語にもうたわれてきました。
また、糺の森の中心にあたる切芝は、古来から祭場とされており、「糺の森のへそ」と呼ばれています。
あけ橋
河合神社から表参道に戻り進むと、「あけ橋」が見えてきます。
古くから、あけ橋の下を流れる瀬見の小川を渡ることがお祓いであり、禊ぎでした。
そして神域に入り、神様にお参りすることが慣例となっていました。
そのため、祓い清めて身が改まることから「あけ橋」と呼ばれています。
烏の縄手
「烏の縄手」とは、八咫烏の神様へお参りする細長い参道のことを言います。
古くは、糺の森の木の間を分けて数筋もの細い参道があり、現在それを復元したものが残されています。
御手洗
表参道を進むと、右手に「御手洗」が見えてきます。
糺の森は古来から、清水の湧く、鴨川の水源の神地として信仰されてきました。
この御手洗は、御祭神の神話にちなみ舟形磐座石で、ご神水を注ぐ桶は、糺の森のヌシと呼ばれていた樹齢600年のケヤキで出来ています。
南口鳥居
御手洗から少し進むと、「南口鳥居」があります。
摂社「相生社」
南口鳥居を抜けて進むと左手に、「相生社」が鎮座しています。
めでたいことを「相生」というのは、ここから始まったといわれています。
連理の賢木
相生社の隣には、「連理の賢木」が祀られています。
連理の賢木とは縁結びの御神木で、相生社の御祭神のお力によって2本の木が1本に結ばれたものと伝えられています。
「縁結び」「安産子育て」「家内安全」のご利益があります。
授与所
連理の賢木の隣に、相生社の授与所があります。
こちらで相生社のお守りなどを拝受できます。
楼門
こちらの「楼門」をくぐり、本殿へ向かいます。
摂社「出雲井於神社(比良木社)」
楼門の左手に「出雲井於神社(通称:比良木社)」が鎮座しています。
厄年の御祈願としてこの神社の周りに献木すると、ことごとく柊になって願い事が叶うことから「なんでも柊」と呼ばれ、七不思議の一つになっています。
授与所
こちらの授与所でお守りなどを拝受できます。
言社
楼門を真っ直ぐ進み、中門を抜けると「言社」が鎮座しています。
言社には7つのお社があり、「大國さん」と親しく呼ばれています。
また干支の守護神として、各お社ごとに御神徳があり、それを干支で表し子年から亥年までの生まれ年の守護神として信仰されるようになった神社です。
西本殿・東本殿
言社の向かいに「西本殿・東本殿」が鎮座しています。
西本殿御祭神の賀茂建角身命は、農耕を広め国民の生活の安定に努められたことから「世界平和」「五穀豊穣」「殖産興業」「病難解除」、そしてこのほかに「導きの神」「勝利の神」「方徐」「厄除け」「学業向上」「交通安全」「旅行安全」「操業安全」など多方面にご利益があります。
東本殿御祭神の玉依媛命は、婦道の守護神として「縁結び」「安産」「子宝」「子育て」「厄除け」「交通安全」などのご利益があります。
唐門
本殿を左に進むと、「唐門」があります。
屋根の唐破風の形式から「唐門」と呼ばれており、また、欄間にブドウの紋様が彫刻されていることから「ブドウ門」とも呼ばれています。
摂社「三井神社」
唐門を抜けると、「三井神社」が鎮座しています。
本宮の賀茂建角身命とその妻、伊賀古夜日売命、その子玉依媛命の三神が祀られています。
白鬚社・小杜社・諏訪社
三井神社の隣に、「白鬚社・小杜社・諏訪社」が鎮座しています。
3社は糺の森を禁足地とし、社殿前の斎庭が葵草と苔庭など自然の中に祀られる、古代神社の姿を今に伝える貴重な神社です。
印納社
西参道に鎮座する「印納社」は、本宮の御垣内に古くから祀られている印璽社の御祭神を祀り、ここに古印を納めて守護を仰ぐ神社です。
愛宕社・稲荷社
印納社の左隣には、「愛宕社・稲荷社」が鎮座しています。
愛宕社は、古くは賀茂斎院御所の守護神として御所内に祀られ、稲荷社は賀茂斎院御所内の忌子女庁屋の守護神として庁屋の池庭の中島に祀られていました。
末社「井上社(御手洗社)」
楼門を抜けて、中門の右手にある参道を進むと、「井上社(御手洗社)」が鎮座しています。
井戸の井筒の上に祀られたことから、井上社と呼ばれるようになった神社です。
御手洗池
井上社の前にある「御手洗池」は、下鴨神社の祓の神事が執り行われる場所です。
また、通常時は水が流れていませんが、土用の丑の日が近づくと、水が湧き出ることから七不思議の一つとされ、その様を形取ったといわれる「みたらし団子」の発祥の地といわれています。
御朱印所(臨時)
正月は、御手洗池の近くに臨時の御朱印所が設置されます。
祓社
表参道の一つ隣の側道に「祓社」が鎮座しています。
「旅行・交通安全」などの導きの守護神で、「災難除け」「病難除け」のお祓いの守護神でもあります。
賀茂斎院御歴代斎王神霊社
祓社の隣に「賀茂斎院御歴代斎王神霊社」が鎮座しています。
葵祭の斎王の御神霊のお社です。
雑太社
賀茂斎院御歴代斎王神霊社の隣に、「雑太社」が鎮座しています。
雑太社前の馬場で初のラグビーの練習が行われ、それが契機となり日本ラグビー界の歴史が始まり、今日に至っています。
その歴史を後世に伝えるため「第一蹴の地」の聖地として記念碑が建立されました。
二十二所社
雑太社の隣には、「二十二所社」が鎮座しています。
本宮御祭神の賀茂建角身命の系譜を始祖とする氏とその祖神魂命、さらに開化天皇の皇子彦坐命の系譜と神武天皇、崇神天皇より賜った姓の氏祖の神々を祀っている神社です。
河崎社
二十二所社の隣に、「河崎社」が鎮座しています。
元は、京都大学の辺りから田中神社一帯にあった鴨氏の集落に鎮座していた神社です。
所要時間
境内も広く、摂末社も多数鎮座しているため、全て回るとなると約1時間はみておいた方が良いと思います。
こんな方におすすめ
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京都最古の歴史「上賀茂神社」
下鴨神社から車で約10分の距離に位置する「上賀茂神社」は、古来より皇族・貴族・武家の方々が参拝し、現在でも多くの人々に崇敬されている由緒ある神社です。
平成6年には、23万坪の境内全域が「古都・京都の文化財」の一つとして世界文化遺産に登録されました。
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足利義政の美の結晶「銀閣寺」
下鴨神社から車で約10分の距離に位置する「銀閣寺」は、室町幕府8代将軍・足利義政により造営された寺院です。
近年では、金閣寺や清水寺などと並ぶ、京都市内でも有数の観光地として知られており、国内はもちろん海外からも毎年多くの観光客が訪れています。
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