奈良県奈良市に鎮座する春日大社は、全国各地におよそ3,000社ある春日神社の総本社です。
その歴史は今から約1300年前、飛鳥から平城京へと都が移された奈良時代から始まっています。
境内では、人の一生をたどりながら自身の生涯の安泰を祈願する「若宮十五社めぐり」や、龍王社や水谷川の川辺に鎮まる開運招福に霊験高い九社の社を巡拝する「水谷九社めぐり」、龍神の霊力の湧き出す境内各所を回る「春日五大龍神めぐり」が行われています。
本記事では、春日大社の御朱印や見どころなどもあわせてご紹介していきます。
本記事で分かること
- アクセス
- 駐車場
- 御朱印
- 基本情報
- 境内の見どころ
- 若宮十五社めぐり
- 水谷九社めぐり
- 春日五大龍神めぐり
- 所要時間
春日大社へのアクセス
春日大社へのアクセス | |
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所在地 | 〒630-8212 奈良県奈良市春日野町160 |
電話番号 | 0742-22-7788 |
営業時間 | 【本社参拝所】 [3月~10月] 6:30~17:30 [11月~2月] 7:00~17:00 ※お札・御守り・御朱印等は通年9:00〜閉門 |
【本殿特別参拝】 9:00〜16:00 ※参拝できない日時有り | |
【夫婦大国社】 9:00〜16:30 ※春日五大龍神めぐり・若宮十五社めぐりの受付は15:00まで | |
【御祈祷所】 9:00~16:00 ※水谷九社めぐりの受付は15:30まで | |
【国宝殿】 10:00~17:00 ※入館は16:30まで | |
【萬葉植物園】 9:00~16:30 ※入園は16:00まで ※[6月~3月] 火曜休園(祝日等の場合は開園) ※[4月~5月] 無休 | |
拝観料 | 【本社参拝所】 不要 |
【本殿特別参拝】 500円 ※令和6年10月1日から700円 | |
【春日五大龍神めぐり】 1,200円 | |
【若宮十五社めぐり・水谷九社めぐり】 1,500円 | |
【国宝殿】 [一般] 500円 [大学生・高校生] 300円 [中学生・小学生] 200円 [団体一般] 400円 ※大学生以下の団体料金設定なし ※企画展・特別展によっては拝観料が異なる場合あり ※団体は20名以上から | |
【萬葉植物園】 [大人] 500円 [小人] 200円 [団体大人] 400円 ※団体は20名以上から ※小人は中学生以下 | |
電車 | 【最寄駅】 近鉄「奈良駅」 : :徒歩約25分(1.7km) : 春日大社 |
バス | [奈良交通バス] JR・近鉄「奈良駅前」バス停 | |運賃250円 | 「春日大社本殿」バス停下車 : :徒歩約5分(300m) : 春日大社 |
車 | 【大阪方面】 「阪神高速13号東大阪線/ルート13と第二阪奈道路/国道163号」経由 →約50分(35km) |
【名古屋方面】 「名古屋亀山線/東名阪自動車道と名阪国道/国道25号」経由 →約2時間10分(135km) | |
公式サイト | 春日大社 |
春日大社の駐車場
春日大社駐車場
春日大社駐車場は、春日大社から最も近く、1日/1,000円で利用できる駐車場になります。
春日大社駐車場 | |
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駐車時間 | [3月~10月] 7:30~17:00 |
[11月~2月] 7:30~16:00 | |
駐車料金 | [普通車] 1,000円 |
[二輪車] 300円 | |
駐車台数 | バス・乗用車合わせて100台 |
休業日 | 混雑状況や時期、祭典の都合によっては、祈祷者専用(七五三・お宮参り等)及びバス専用になり、一般車の駐車ができない場合あり |
春日大社最寄駐車場
春日大社最寄駐車場は、春日大社からは少々距離がありますが、1日/500円で利用できる駐車場になります。
春日大社二之鳥居までは、徒歩約10分の距離です。
春日大社最寄駐車場 | |
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駐車時間 | 24時間 |
駐車料金 | 1日/500円 |
駐車台数 | 約20台 |
休業日 | 年中無休 |
- 予約制だから確実に駐車できるので、駐車場を探し回る必要がありません。
- さらにオンライン決済なので、面倒な清算も不要です。
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春日大社の御朱印
春日大社では、計4体の御朱印を頂いたので1体ずつご紹介していきます。
拝受方法 | 春日大社 | 夫婦大国社 | 春日若宮 | 金龍神社 |
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受付場所 | 本社授与所 | 夫婦大国社授与所 | 夫婦大国社授与所 | 夫婦大国社授与所 |
受付時間 | [3月~10月] 9:00~17:30 [11月~2月] 9:00~17:00 | 9:00~16:30 | 9:00~16:30 | 9:00~16:30 |
初穂料 | 500円 | 500円 | 500円 | 500円 |
拝受形式 | 直書き | 書き置き | 書き置き | 書き置き |
春日大社の御朱印「春日大社」
春日大社の御朱印「春日大社」です。
受付場所
春日大社の御朱印は、本社南門をくぐってすぐ左手にある授与所で受付が行われています。
\御朱印帳を汚さず・傷つけず大切に保管!/
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夫婦大国社の御朱印「夫婦大国社」
日本で唯一夫婦の大国様を祀っている夫婦大国社の御朱印「夫婦大国社」です。
若宮神社の御朱印「春日若宮」
”春日若宮おん祭”で有名な若宮神社の御朱印「春日若宮」です。
金龍神社の御朱印「金龍神社」
金運の神様”金龍大神”を祀っている金龍神社の御朱印「金龍神社」です。
受付場所
夫婦大国社・若宮神社・金龍神社の御朱印は、本来は夫婦大国社で授与されていますが、現在遷座中につき、三十八所神社向かいにある三十八所神社拝殿にて受付が行われています。
\御朱印を差し込むだけなので超簡単!/
春日大社の基本情報
春日大社の基本情報 | |
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正式名称 | 春日大社 |
主祭神 (総称:春日神) | 武甕槌神 |
経津主神 | |
天児屋根命 | |
比売神 | |
創建 | 神護景雲2年(768年) |
建築様式 | 春日造 |
参拝作法 | 二礼二拍手一礼 |
主な祭事 | 春日祭・春日若宮おん祭 |
ご利益 | 家内安全・病気平癒・心身健全 旅行安全・災難厄除 他 |
境内の見どころ
幣殿
南門をくぐった正面にある幣殿は、貞観元年(859年)に創建された建物です。
東西に長く伸び、東側2間を「幣殿」、西側3間を「舞殿」といいます。
幣殿は、3月13日の春日祭で勅使が祭文を奏上する場所で、舞殿は宮中伝来の神楽を奉納するための場所となっています。
通常参拝は、こちらの幣殿の前で行います。
本社
回廊に囲まれた春日大社本社には、本殿をはじめ主要な社殿が立ち並んでいます。
特別参拝受付で拝観料を納めると参拝できます。
本社内に鎮座する本殿は、第一殿〜第四殿にいたる4棟から成っており、神護景雲2年(768年)に平城京を守護し国民の繁栄を祈願するため、現在地に本殿が建てられたのが春日大社のはじまりとされています。
以降、約1,300年にわたり奈良の総鎮守として地元の人々から信仰されてきました。
主祭神「春日神」
- 第一殿「武甕槌命」:天照大御神より出雲に遣わされた神。相撲の祖、または剣の神。武運長久・必勝祈願のご利益がある。
- 第二殿「経津主命」:日本書紀に登場する武術の神。勝運・交通・災難除けのご利益がある。
- 第三殿「天児屋根命」:祝詞・言霊の神。また中臣連の祖とされ、中臣鎌足を代表とする藤原家に氏神として崇敬された。
- 第四殿「比売神」:弁財天と同一視されることもある財宝の神。また水の女神ともされているので、航海安全や海上守護のご利益がある。
境内の万燈籠
春日大社境内に点在する約3,000基にも及ぶ燈籠は、平安末期から現在に至るまで、春日神を信仰する人々から家内安全・商売繁盛・武運長久・先祖の冥福向上などの祈願として奉納されたものです。
2月の節分と8月14、15日の夜には、境内にある燈籠すべてに火を灯し、人々の諸願成就を祈願する神事「中元万燈籠」が行われています。
国宝殿
春日大社国宝殿は、春日大社が所有する国宝354点及び重要文化財2505点を主に多数の文化財を所蔵し展示する美術館です。春日大社は、所蔵文化財の多くが平安時代製作の宝物であり、当社にしか残っていないものもたくさんあることから、「平安の正倉院」とも称されています。これらの王朝時代の美術工芸や、日本を代表する甲冑や刀剣等武器武具などを、特別展の展示テーマに合わせ随時公開しています。
春日大社国宝殿 | |
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営業時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
拝観料 | [一般] 500円 [大学生・高校生] 300円 [中学生・小学生] 200円 [団体一般] 400円 ※大学生以下の団体料金設定なし ※企画展・特別展によっては拝観料が異なる場合あり ※団体は20名以上から |
休館日 | 年中無休 |
公式サイト | 春日大社国宝殿 |
生涯安泰祈願「若宮十五社めぐり」
春日大社境内南側に鎮座する”春日若宮おん祭”で知られる若宮神社の周りには、人が一生の間に出会う様々な難所を守って頂ける神々が鎮座しています。
「若宮十五社めぐり」をすることによって、人の一生をたどり自身の人生の安泰を祈願することができます。
簡単な流れ
- 受付を済ませて玉串札を受け取る。
- 夫婦大国社向側の手水舎にて手と口を清める。
- 各神社や遥拝所に玉串札を納め、参拝する。
- 最後の納所「夫婦大国社」で、それぞれの祈願にあわせ十五社満願の奉告をする。
- すべてのお参りを済ませたら、授与所にて御朱印としるしを受け取る。
受付場所
若宮十五社めぐりは、本来は夫婦大国社で受付されていますが、現在遷座中につき、三十八所神社向かいにある三十八所神社拝殿にて受付が行われています。
若宮十五社めぐり | |
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受付場所 | 三十八所神社拝殿 |
受付時間 | 9:00~15:00 |
初穂料 | 1,500円 |
若宮十五社の概要
社名 | 御祭神 | 御神徳 |
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①若宮神社 | 天押雲根命 | 正しい知恵 |
②三輪神社 | 少彦名命 | 子孫繁栄 |
③兵主神社 | 大己貴命 | 延命長寿 |
④南宮神社 | 金山彦神 | 金運の守護 |
⑤広瀬神社 | 倉稲魂神 | 衣食住の守護 |
⑥葛城神社 | 一言主神 | 心願成就 |
⑦三十八所神社 | 伊弉諾尊 伊弉冉尊 神日本磐余彦命 | 勇気と力 |
⑧佐良気神社 | 蛭子神 | 商売繁盛 |
⑨春日明神遥拝所 | 春日皇大神 | ひらめき |
⑩宗像神社 | 市杵島姫命 | 諸芸発達 |
⑪紀伊神社 | 五十猛命 大屋津姫命 抓津姫命 | 万物の生気 命の根源 |
⑫伊勢神宮遥拝所 | 天照坐皇大御神 豊受大御神 | 天地の恵みに感謝する所 |
⑬枚岡神社遥拝所 | 天児屋根命 比売神 | 延命長寿 |
⑭金龍神社 | 金龍大神 | 開運財運 |
⑮夫婦大国社 | 大国主命 須勢理姫命 | 夫婦円満 福運守護 良縁 |
開運招福「水谷九社めぐり」
春日大社境内の北を流れ、「生命の水」として大切にされてきた水谷川は、古来から水に関わる龍神信仰が盛んな場所で、川辺に鎮まる水谷神社は本社・若宮に次ぐ格式高い社です。
「水谷九社めぐり」では、水谷神社をはじめ、140年ぶりに再興された龍王社などの開運招福に霊験高い九社を巡拝できます。
簡単な流れ
- 御祈祷所で受付を済ませ、祈願札を受け取る。
- 祈願札に願意・氏名を記入し、一番から順番に参拝する。
- 一番から九番までの社の参拝を済ませたら、祈願札を持って受付(御祈祷所)に戻る。
- 水谷九社めぐりの特別な御守と御朱印を受け取る。
受付場所
水谷九社めぐりは、御祈祷所にて受付されています。
水谷九社めぐり | |
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受付場所 | 御祈祷所 |
受付時間 | 9:00~15:30 |
初穂料 | 1,500円 |
水谷九社の概要
社名 | 御祭神 | 御神徳 |
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①総宮神社 | 伊勢・春日・八幡大神 白山大神 三光宮 二上権現 窪弁財天 北向荒神 睡大神 | 住まいの授与 住民の平安守護 |
②一言主神社 | 一言主大神 | 心願成就 |
③龍王社 | 龍王大神 | 運気上昇 |
④水谷神社 | 素戔嗚命 大己貴命 奇稲田姫命 | 病気平癒 福徳円満 |
⑤浮雲神社 | 天児屋根命 | 運気上昇 福徳向上 |
⑥聖明神社 | 聖明神 | 生気向上 生活全般の守護 |
⑦愛宕神社 | 火産霊神 | 火難除け 勝利 |
⑧天神社 | 天常立尊 | 延命長寿 災難除け 福徳向上 |
⑨船戸神社 | 衝立船戸神 | 交通安全 邪気除け |
運気上昇「春日五大龍神めぐり」
春日龍神は人々の運気を押し上げ、全てにおいて発展をさせる力を持つ神様です。
「春日五大龍神めぐり」では、龍神の霊力の湧き出す境内各所を回って、人生の幸運を招く力を授かることができます。
簡単な流れ
- 受付を済ませ、祈願符を受け取る。
- 祈願符に、願意・氏名を記入する。
- 夫婦大国社向側の手水舎にて手と口を清める。
- 一番から五番まで祈願を込めて参拝する。その際、祈願符は手に持って参拝する。
- 五番の龍王社を参拝したら御祈祷所に戻り、祈願符に祈願の証の印を押してもらい御朱印を受け取る。
受付場所
春日五大龍神めぐりは、本来は夫婦大国社で受付されていますが、現在遷座中につき、三十八所神社向かいにある三十八所神社拝殿にて受付が行われています。
若宮十五社めぐり | |
---|---|
受付場所 | 三十八所神社拝殿 |
受付時間 | 9:00~15:00 |
初穂料 | 1,200円 |
春日五大龍神の概要
社名 | 御祭神 | 由緒 |
---|---|---|
①金龍神社 | 金龍大神 | 南北朝時代、後醍醐天皇が笠置潜幸の途中に一面の御鏡を奉安され天下泰平を祈願されたのが始まり。開発や開拓を発展させ、金運をもたらす御神徳によって信仰の篤い神社。 |
②龍王珠石 | 善女龍王 | 日本における龍神信仰の起点は八大龍王の三番目である娑加羅龍王の第三王女・善女龍王であり、その龍王の強い霊力を持つ尾珠が収められている所。 |
③鳴雷神社 | 天水分神 春日龍神 | 神山春日山の水源地に鎮座し、奈良時代はもとより平安京遷都後も宮中の水神として大切に祀られていた。社殿から階段を下ったところには龍王池があり、神様はそこで春日龍神様へと化身された。 |
④八雷神社 | 八雷大神 八大龍王 | 大宮御本殿の鬼門を守護し、八大龍王の力により雷と黒雲を自由に扱う神。御殿を自由に出入りし、人々の願いを叶える。 |
⑤龍王社 | 龍王大神 | 現在の御祈祷所がある場所には、神仏習合の時代に興福寺の祈願所である安居屋があり、その鎮守社として春日山山中にある香山龍王社の里宮である龍王社が鎮座されていた。 |
所要時間
春日大社の所要時間は、
- 本殿のみ・・・約1時間
- 本殿+国宝殿・・・約1時間30分
- 若宮十五社めぐり・・・約1時間
- 水谷九社めぐり・・・約30分
- 春日五大龍神めぐり・・・約40分
本殿特別参拝の所要時間の目安は、およそ1時間程度となります。
国宝殿も含めると、およそ1時間30分はみておいた方が良いでしょう。
若宮十五社めぐりなど全て回る場合は、およそ3時間30分はみておきましょう。
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