奈良県奈良市にある元興寺は、南都七大寺の一つに数えられる寺院です。
前身は6世紀末に蘇我馬子によって開かれた法興寺(明日香村)ですが、平城遷都に伴い現在地に移転され「元興寺」と改められました。
境内には、本尊・智光曼荼羅を安置している極楽堂や、奈良時代の仏像や貴重な資料を安置している法輪館など多数の見どころが点在しています。
本記事では、元興寺の見どころや御朱印などをご紹介していきます。
本記事で分かること
- アクセス
- 駐車場
- 御朱印
- 基本情報
- 境内の見どころ
- 所要時間
元興寺へのアクセス
元興寺へのアクセス | |
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所在地 | 〒630-8392 奈良県奈良市中院町11 |
電話番号 | 0742-23-1377 |
営業時間 | 9:00~17:00 ※入門は16:30まで |
拝観料 | 【個人】 大人:500円 ※秋季特別展期間中:600円 中高生:300円 小学生:100円 |
【団体】 20名以上:400円 ※秋季特別展期間中:540円 | |
電車 | 【最寄駅】 近鉄「奈良駅」 : :徒歩約15分(950m) : 元興寺 |
バス | [奈良交通バス] JR・近鉄「奈良駅前」バス停 | |運賃250円 | 「福智院町」バス停 または 「田中町」バス停下車 : :徒歩約5分(400m) : 元興寺 |
車 | 【大阪方面】 「阪神高速13号東大阪線/ルート13と第二阪奈道路/国道163号」経由 →約50分(35km) 「第二阪奈道路/国道163号」経由 →約55分(45km) |
【名古屋方面】 「名古屋亀山線/東名阪自動車道と名阪国道/国道25号」経由 →2時間10分(135km) 「名阪国道/国道25号」経由 →約2時間20分(145km) | |
公式サイト | 元興寺 |
元興寺の駐車場
元興寺東門駐車場は、参拝者のみ利用できる無料の駐車場です。
普通車10台分の駐車スペースが確保されています。
元興寺東門駐車場 | |
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駐車時間 | 9:00~17:00 ※入門は16:30まで |
駐車料金 | 無料 |
駐車台数 | 10台 |
休業日 | 8月22日~25日の午前中 2月2日~3日 |
- 予約制だから確実に駐車できるので、駐車場を探し回る必要がありません。
- さらにオンライン決済なので、面倒な清算も不要です。
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元興寺の御朱印
元興寺では、計3体の御朱印を拝受しましたので1体ずつご紹介します。
拝受方法 | 智光曼荼羅 | 瑠璃光 | 印相地蔵 |
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受付場所 | 東門受付 | 東門受付 | 東門受付 |
受付時間 | 9:00~16:30 | 9:00~16:30 | 9:00~16:30 |
初穂料 | 300円 | 300円 | 300円 |
拝受形式 | 直書き | 直書き | 直書き |
本尊「智光曼荼羅」の御朱印
元興寺の本尊である「智光曼荼羅」の御朱印です。
薬師瑠璃光如来の御朱印「瑠璃光」
元興寺に安置されている薬師瑠璃光如来の御朱印「瑠璃光」です。
「印相地蔵」の御朱印
同じく元興寺に安置されている「印相地蔵」の御朱印です。
印相地蔵
錫杖や宝珠などを持たず、手や指で持物を象徴する地蔵。
受付場所
元興寺の御朱印は、東門参拝受付で受付が行われています。
参拝前に御朱印帳を預けて、帰りに受け取るという流れになっています。
\御朱印帳を汚さず・傷つけず大切に保管!/
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元興寺の基本情報
元興寺の基本情報 | |
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正式名称 | 元興寺 |
別称 | 元興寺極楽坊 |
ご本尊 | 智光曼荼羅 |
創建 | 推古天皇元年(593年) |
山号 | なし |
宗派 | 真言律宗 |
開基 | 蘇我馬子 |
ご利益 | 健康長寿・無病息災 他 |
境内の見どころ
東門
元興寺の正門にあたる東門は、応永年間(1394年~1428年)に東大寺の西南院四脚門を移築したものになります。
極楽堂(本堂)
本堂にあたる極楽堂は、平安後期に浄土教が盛んになるにつれて馬道東側の第一房を極楽房と呼び、智光曼荼羅を祀って百日念仏の興行が行われるようになったお堂です。
その後曼荼羅の信仰が盛んとなったので、この部分を切りはなして本堂と呼び、残りの部分は後述する「禅室」といわれるようになりました。
寺院の本尊は仏像で主ですが、極楽堂の本尊は奈良時代に元興寺で学んだ僧侶・智光法師が夢で見た極楽浄土の様子を描かせた図「曼荼羅図」です。
智光曼荼羅
奈良時代の三論宗の僧・智光が感得したという曼荼羅の図像に基づいて作られた浄土曼荼羅の総称。
禅室
禅室は、切妻造り・本瓦葺きの細長い建物で、もとは元興寺東室南階僧坊の一部であったところを鎌倉時代に改造したものです。
内部は畳敷と連子窓を設けた造りに奈良時代の僧坊の特徴を残しています。
旧講堂礎石
旧講堂礎石は、平成10年(1998年)に境内西側の中新屋町の家屋地下から出土したもので、元興寺講堂の礎石とみられています。
講堂の規模は当時としては最大のもので、本尊は一丈六尺(約4.8m)の薬師如来坐像であったといわれています。
獅子国型仏足石
仏足石は、釈迦の足跡で釈迦をあらわす古い信仰形態を示しています。
約2,000年前のスリランカで創られた図を基に復元されており、日本・スリランカ友好親善記念の2012年10月8日に造立されました。
浮図田
「浮図」とは「仏=ぶつ」の音写なので「浮図田」とは、”墓地”を意味しています。
境内とその周辺から集積された石造塔・石造仏類はその数約2,500基を数えます。
五輪塔・阿弥陀石仏・地蔵石仏などは、鎌倉時代から江戸時代に造立されたもので、当時の人々が滅罪積徳や後生安穏、浄土往生を祈願して納置したものです。
鬼の置物
元興寺は鬼の発祥の地といわれており、悪い鬼を退治してくれる鬼が元興寺にいたことから、そういった鬼を元興寺(=がごじ)または、元興神(=がごぜ)と呼んでいたそうです。
境内には、それぞれ形態の異なる5体の鬼の置物が点在しています。
かえる石
境内にあるかえる石は、元は大阪府の河内の川辺りにありましたが、現在は元興寺に移され極楽堂に向かって安置されています。
元興寺では、「福かえる・無事かえる」の名石として毎年7月7日に供養されています。
法輪館
法輪館には、奈良時代の木造五重小塔や木造阿弥陀如来坐像、中世庶民信仰資料などが多数安置されています。
法輪館 | |
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営業時間 | 9:00~17:00 ※入門は16:30まで |
休館日 | 年中無休 |
公式サイト | 元興寺 |
所要時間
元興寺の所要時間は、約30分もあれば十分見て回れるでしょう。
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